ノン旧車 E320AV
新車時から12年5ヶ月目の私の車は、特に旧車会に入れる程でもなく、特にヴィンテージカーでもなく、特に名車でもないのだが、この車が気に入っている。
最近、MT車に買い換えたく思い、いろいろと試乗したり、調べたりしたが、このメルセデス・ベンツ2000年式E320アヴァンギャルド(W210後期型)を下取りに出してまで買いたくなるような車にはまだ出会っていない。
まだ壮年の頃は、車2台とバイク3台所有していたこともあったが、今はもう年金生活者だからそれは無理。駐車場も1台分しかないが、昔のように外にエクストラで借りる余裕は無い。家族で運転免許所有は私だけだから、車は1台しか要らない。
車屋さんに出かけて試乗すると、決まってこれから試乗する車を「セカンドカーですか?」と尋ねてくる。
「今度はマニュアル車で国産車の、軽快なスポーツカーかスポーティーセダンにしたいと思ってね、それも安い奴・・・」と答えるが・・・
もし、とんでもない故障が発生して、ン十万円も修理代がかかると分かったら、直さないで買い換えようかとも考えていた。
そしたら、車にそれが伝わったのか、突然、走行中に「シテイノ コウジョウ デ テンケン!」という警告がメーターパネルに出た! 見ると、メーター内の左にあるABSとBAS/ESPのインジケーターが点灯している。
ネットやいろいろな雑誌で調べたら、そういう場合、センサー交換やなんかで、30~40万円かかると書いてあるものもあり、もっとかかる場合もあると書いてあるのもあった。
とりあえず、
YANASEに電話したら車を取りに来てくれた。入庫。
点検の結果、ブレーキランプ・スイッチの交換が必要とのこと。このセンサーは、ブレーキランプを点灯させるばかりでなく、ABS,ESP等のセンサーにもかかわってくるらしい。
3日後直って納車されてきた。修理代は1万6千円程だった。(ほっ!σ(^_^;))
直って帰ってきた愛車は、非常に美しく、やはり手放せないかもと思わせる何かを持っていた。まるで、愛馬が獣医の治療を受けて帰ってきたかのような佇まいだ。
このインジケーター点灯だが、ネットではいろんなことを教えてくれる。
まず、ヨーロッパやアメリカでは日本のような「車検」など存在しないが、その代わりに部品が走行距離によって、故障する前に取り替えてもらうような警告が出るようになっているということ。つまり、それで「故障」を回避しているのだということ。
そうすると、日本では、そのインジケーターによる部品交換と、車検による点検交換とがなされることになる。また、何も無くても、ほとんど車庫に眠っていても、3年、2年置きに無理にお金を販売店と国に支払わされるのだ。
このインジケーターだけにして車検を無くしてもらいたいものだ。そうして初めて車もグローバルと言えるはずだ。日本では一台の車が生涯払わされる税金は、諸外国と比べて余りにも法外ではないだろうか。政府は一度徴収し始めたお金は既得権益として手放さない。それでは政府が国民の迷惑製造所でしかなくなる。再考を願いたいものだ。
今回は、国の自動車税の単純化、スリム化と、車検という許認可制度について諸外国を見て欲しいということをお願いしたいと思って書きました。では、お茶・・・