映画「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」を観る。 | パパネコのスポーツカーは楽し!

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車歴は26歳からの45年間で20台目。オートバイは引退。
自転車は1993年購入のビアンキ。乗馬もたまに。パラグライダーも経験。
乗物は全てがスポーツだ!
sportの語源「disport(気晴らし) = dis(離す)+ port(運ぶ)」
気持ちを別の所に運び去る、気持ちを解放する。

有楽町TOHOシネマズみゆき座にて、

ドキュメンタリー映画

 アイルトン・セナ 音速の彼方へ

を観た。


 おすすめの映画です!!!

 感動と共に、F1界の「政治」と「金」の汚さにめげず戦ったセナの姿に打たれます。


 映画のパンフレットは売っていなかったが、分厚い資料本が売られていたので買いました。

 中には、いろいろな証明書やメモやステッカーが、透明袋ページに入れられてあり、とても記念になるし、実際の手書きメモのレプリカ等が貴重。(税込で9750円しましたが、惜しくないほどの物ですよ。)



(写真左:資料本を開いたところ。  右:ケース。)

(画像はクリックで拡大します。)
パパネコ先生のスポーツカーは楽し!-senna1



 1994年5月1日、第3戦サンマリノGP、イモラサーキットで事故死。享年34歳。1988年、1990年、1991年の三度F1ワールドチャンピオン。

 出走回数161回中65回のポールポジション。41回の優勝回数。表彰台(3位以内)80回。・・・ギネスブック掲載。



 セナは日本を、ホンダを、本田宗一郎を、日本人スタッフを好んでいた。日本国中がセナを好んでいた。


 この映画では、なぜか、ホンダという台詞は一度も聞かれない。


 本田宗一郎とのエピソードも、全く出てこない。


 どうでもよいフジテレビのくだらないキャスターが最後の方で出てくるのが邪魔で唐突だ。


 スポンサー関係の確執でもあったのだろうか。


 たとえば、「ロータス・ホンダ」のことを「ロータス」としか言わなかった。


 ウイリアムズもマクラーレンも「ホンダ」のエンジンで最強マシンとなったが映画では無視された。




 映画では、アラン・プロストのF1会長に取り入る「政治」的行動がとても憎らしく、フランス人はブラジル人が活躍するのを毛嫌いしているのかも、と思わせた。


 しかし、全体に、とても感動の映画でした!!!

ぜひ、ご覧になることをお勧めします。



 帰宅してから、資料本を少しずつ見ると、


いろいろなことが、また新たにわかってきます。


 アイルトン・セナは神を信じていたが特定の宗教にはかかわっていなかった。(ブラジルはカソリックだから幼児洗礼は皆受けるが。)しかし、聖書を愛読しており、持ち歩いている聖書には所々にマーカーで線が引かれている。


 その写真が載るページを見ると、「イザヤ書」の40~41章である。


 私は、昔から持っている聖書を本棚から取り出して、その部分を見てみたら、同じ箇所に線が引いてあったので、感慨が深かった。その線を引いたのは、たぶん私が30代初めの頃だと思うから、セナと同じような歳の時に、そこをよく読んでいたのだ。

(ちなみに、私も特定の宗教には加担していない。)


パパネコ先生のスポーツカーは楽し!-senna4s
(画像はクリックで拡大)

つれづれに想うことは、人間は寿命の長短ではない、人生は長短ではない。

成功とは何か。

自分のために他人をおとしめる「政治」は結局滅びる。

・・・アイルトン・セナは鈴鹿サーキットを走行中に神を見たと言っているという。

 この資料集を、これから少しずつ読んで、そのことに思いをめぐらせてみようと思う。

 良い映画を観ました。