社会に出るといろいろな会議に出席しなくてはいけない。
大切な会議。
あまり大切ではない会議。
大切だけど退屈な会議。
あまり大切ではない上に退屈な会議。
全て重要な会議なのだ。
そんな重要な会議で、気をつけなくてはならない言葉がある。『後で詳しく触れますが』だ。
この悪魔のようなフレーズは大概偉い人のお話の中で用いられる。
当然偉い人のお話だから、しっかり聴かなければいけない。
だが、そういう場合に限って、あまり大切ではない会議だったりするため、話の内容が頭に入ってこない。
さらにそういう場合の限って、講義のように時間が決まっていなかったりするので怖さ倍増だ。
まず、この偉い方がトータルどのくらい話すつもりなのか検討がつかない。
それでいて明らかに会議に関係のない話をし始める。
それをいいくらいの時間話し終え、間も無く終わるかなぁと期待した頃に出るのが、あの悪魔のフレーズだ。
『これについては後で詳しく触れますが』
へっ?
後?
後ってことは、今はまだ前?
序盤?
ジョバンニ?
今触れればいいのに後にしたってことは後でたっぷり触れるってこと?
今はその前にそれより別の話をそこそこするってこと?
えっ?トータルどう?
トータルどのくらい?
あっ⁉︎独演会?独演会ってこと?
リサイタル?ジャイアン?たけし?
クリスチーヌ?それはジャイ子?
と絶望と呆然の間に立たされてしまうのだ。
辻仁成もびっくりだ。