息子が長年ことばの教室にお世話になっていることもあり、親の会に関わっている。
ことばの教室というのは、発音の仕方や聴きやすい話し方を教わる教室だ。
最近は滑舌悪い芸人とか言ってハンディキャップを面白おかしく伝えたりしているので、ことばの教室に通うことに抵抗がある親ももしかしたらいるのかもしれないが、ことばの教室に通った子の話し方は段違いに良くなるので、ぜひ、選ばれてラッキーと思ってほしい。
ただ、選ばれてどうしようか考えている親子はまだいい。手を差し伸べてあげたいのは、ことばの教室という存在を知らずに人知れず悩まれている方々だ。
そう、自治体や教育委員会には良くやっていただいているが、イマイチ認知度が高くないのだ。
また、ことばに加えて難聴や学習障がいといったハンディを抱えた子はたくさんいるにも関わらず、必要な情報が集約されていないのだ。
そこで一念発起し親の会として必要な情報を集約したパンフレットを作ってみようと考えた。
さっそく荒削りながら試作品を先輩方にお見せしたところ、大変褒めていただいた。
やっぱりみんな必要性を感じていたんだと嬉しくなった。
ちなみに僕がパンフレットを作ったのには2つの目的があった。
一つは当然、必要としている方に必要な情報が届くように。
そしてもう一つは課題を共有できるように。
実はこのパンフレットにはサービスの情報だけではなく、現時点でまだ課題が残っている部分の情報も敢えて載せているのだ。
こうする事によって、親の会はじめ関係する皆さんで課題を共有して解決に向かうことができるし、自治体にも現状をお伝えすることができる。更にこのパンフレットを見た方々にも課題解決を応援して頂ければ、ハンディキャップを持った子がいくらかでも過ごしやすい環境が作れるのではないかと考えたからだ。
困難な課題があるから人は成長できる。
ハンディをプラスに変える人にみんなになってほしい。