猫 | 噺処『きらく屋』

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‘KOHARU日和’な日常を書き綴ってゆきます♪
 喜楽に!気楽に!おつきあいいただけたら嬉しいです〜♪

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ちょうど先日里子に出したチャコの子ども達と
ちょうど同じくらいの大きさの仔猫の死体が道にあった。
間違いなくこれは轢かれたに違いない。
その死骸をカラスが啄んでいて脚はすでに肉がない。


仔猫たちを里子に出した後
声が枯れるまで子ども達を呼び続け
雨の中も真っ暗な夜もひたすら我が子を
寝ないで三日三晩探した・・・四日目の朝
にゃーん、とひと鳴きしてチャコは我が家を出て行った。
「チャコ!」と呼んだけど振り向きもしなかった。
その後ろ姿が、心にあった罪の重さをさらにズシンと重くした。
寂しさに打ち拉がれる母猫チャコの姿をみて、
母子を引き離してしまった私は
間違ったことをしてしまった、と
あの日からずっと苦しんできた。


でも
こうして仔猫の可哀想な姿を見ると
あの可愛い仔たちがこんな姿になるくらいなら・・
猫好きなご家庭にきょうだい3匹そろってもらわれたのだから
母子を引き離したことは
正解じゃなくても間違いでもなかったよね・・?
と少しだけ心が楽になった。

この轢かれた仔猫の兄弟猫が横の駐車場で激しく鳴いている。
轢かれてしまったきょうだいを呼んでいるのか?
母猫を呼んでいるのか?
姿は確認できるのだけど車の下から出て来ない。
かわいいかわいいハチワレちゃん。
我が家に歴代居着いていた猫はハチワレちゃんだから
なんとかしたいなあという想いにかられる。
保護できれば連れて帰りたい。


ちなみに・・・チャコの話にはもう少し続きがあって
仔猫たちがもらわれてからちょうど1週間目。
里子に出したあの日と同じ時間に私が仕事から帰ると
玄関にチャコが寝ていて・・・
なんとその傍らには仔猫が!

ガリガリに痩せていて片目が潰れた仔猫。
ちゃこはどこかで養子を見つけて、私に見せに来たらしい。
潰れた片目を一生懸命舐めるチャコ。
仔猫は人間に全く懐いていない子だったから
すぐに隠れて全く触れなかったけど
チャコにはとても懐いていて大変な甘えっぷりだった。
そしてチャコは幸せそうだった。
私に見せるだけ見せたら
人間に慣れないその仔猫ちゃんと一緒に
またどこかに行ってしまった。
(夜、時々ごはんもらいに来るけど、すぐ帰っちゃう。)


猫と付き合う中で
学ぶことが本当に多い。