東京国立博物館6月本館浮世絵コーナー | パパリン日記 2

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今月の特徴は菖蒲、薔薇、牡丹などを描いた花鳥版画。蛍狩り、若い男女の初夏の風俗や雨の情景を描いた作品、夏の訪れを感じさせる作品など。

 

磯田湖龍斎の風流南都八景・佐保川の蛍

杜若が咲く庭に縁台を出し、蛍を愛でる女性たち。本図は「源氏物語」第25帖「蛍」を当世風にやつした一図。画面は明るく見えますが、雪洞が灯されているので時間帯は夜と分かります。そよそよと揺れる柳の枝が初夏の夜の涼やかな風を感じさせます。

 

鳥文斎英之のやつし源氏蛍

 

鳥文斎栄之の蛍狩り

 

喜多川月麿の美人に蛍

歌麿の門人で、はじめ菊麿と称し、享保2年に喜久麿、文化元年には月麿と改名。