今月の展示は東博自体の特別展「やまと絵 受け継がれる王朝の美」と関連して伊勢物語、源氏物語などの古典物語になぞらえた江戸時代の風俗を描いた作品を中心に、秋の深まりを感じさせる作品。また古典を題材とした作品を得意とし、抒情性豊かな風俗画を多く描いた鈴木春信の作品です。
奥村政信の浮絵三夕三幅対
喜多川歌麿の遊女見立六歌仙・玉屋小紫喜撰法師
勝川春章の六歌仙。文屋康秀
鳥居派の役者絵に似顔を加え写実的役者絵は、勝川派のみならず豊国、写楽などにも影響を与えました。晩年は肉筆画制作に活動。
喜多川歌麿の新後撰集・摘草
喜多川歌麿の五色染六歌仙・在原業平
闇牛斎円志の六歌仙
(あんぎゅうさいえんし)私は初めて聞いた名前でした。
生没年不詳、師系・俗名不明で黄表紙の挿絵を描いているが画風は勝川派に似ているそうです。
葛飾北斎の待乳山「みやこどり」