大田区立龍子記念館 コラボレーション企画 | パパリン日記 2

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大田区立龍子記念館 コラボレーション企画

「川端龍子VS高橋龍太郎コレクションー会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃―」 令和3117日まで開催。

私は、この記念館のコラボ展示を見るのは初めてだった。龍子作品以外では、会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃の作品を龍子作品と並べて展覧している。会田誠、山口晃の作品は、何点か今まで見ていたが鴻池、天明屋の作品は初めて見させて頂いた。

 

龍子の「香炉峰」ゼロ戦の図、「山本五十六元帥図」「水雷神」に対して戦争図が

会田誠の「紐育空爆之図」ホログラムが掛かりマンハッタンにゼロ戦が沢山飛んでいる図で911のワールドトレードセンタビルに飛行機が突っ込んだテロを彷彿させるがこの作品はその前に描かれた作品だそうです。

 

龍子の「百子図」に対して

鴻池朋子の作品は、現想的な絵で何故か虫が飛んでいて、少女の足だけでその上は多くの髪の毛がたなびいている。もう1点はアニメーションで狼と少女でナイフなどが出てきたりする、その少女の表情が何度も変化するのが何か訴えているのか私には理解が出来なかったが。

龍子の「源義経」「夢」「逆説・生々流転」に対し

山口晃の作品は「今様遊楽図」旅館で温泉を楽しんだり「おばか合戦」は、戦国の合戦図でありながら馬の頭にオートバイが出てきたり自由な発想で描かれている。「五武人図」は武将が描かれているがそれぞれの顔が骸骨だったりユニークな作品。私には良く解らない。

 

天明屋尚は、「ネオ千手観音」各手に武器を持っている。龍子の千手観音像に対するようだ。今回は東京国立博物館に寄託している観音様も展示している。

 

企画は明治学院教授山下裕二氏で中々ユニークな企画展でした。平日ですが今まで見たことがないような観客がお越しになっていました。

 

龍子記念館は龍子の文化勲章、喜寿を記念して自らの設計で作り上げました。会場は2階で1階は駐車場になっています。会場は真っすぐでなく竜が這ったような流れのようで自然の採光を入るようにしているそうです。

 

事前に作品の勉強もしていなく、作家も解らず、直接訪れたのと観客も多く解説もあまり読めなかったので理解が出来ず、時間があればまた訪れたいと思います。