思考の3原則 | 私学に生きる

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大学職員のブログ。
初等・中等・高等教育について、関心のあることを取り上げています。

ボクは基本的に私生活では、「考えないで感じる」方の感覚を大事にしているが、仕事上では深く考えなければ周囲を納得させるにも、上司に持っていくのにも対応できない問題がある。。

歴代首相の指南役、「平成」の考案者と言われる安岡正篤氏が思考についての3原則について、こう書いている。


第一は、目先にとらわれないで、出来るだけ長い目で見ること。


第二は、物事の一面にとらわれないで、出来るだけ多面的に、出来得れば全面的に見ること。


第三に、何事によらず、枝葉末節にとらわらず、根本的に考える。


ということである。長期的、多面的、根本的に考えるのと、短期的、一面的、表面的に考えるのでは、同じ問題を取り上げたにしても、その結論は180度変わってしまうことが少なくないと。


部下への対応の仕方もこれに当てははめるとわかりやすい。なぜ部下は遅刻するのか、なぜ部下は言い訳するのか、なぜ部下は自分が思うように動いてくれないのか、なぜ一生懸命できないのかなどを考え、それを個人の問題とするのは、一面的すぎるなと思う。根本的になぜその問題が生じるのかに目を向ける必要があるのだろう。また短期的にその人を見るのではなく、長期的な視野で考えていくことが大事ではないか。

最近は短期的に結果を求める風潮が強いと本屋やテレビを観ても感じる。「すぐに~できる」「努力しないで~できる」「わずか○日間で~できる」「すぐお金持ちになれる方法」とかインスタントな感じの物言いが多い。


ボクの経験や実感としても、簡単に手に入るものは、簡単になくなってしまう。楽して手に入れたものは、ボクは嬉しくない。燃えない。そんなものは、手に入れるまでが楽しいのであって、手に入れた瞬間に興味がなくなってしまう。それくらい簡単に手に入るものは、何の喜びも生まない。やはり物事には過程を得る必要があると思う。その過程があるから、味わい深く結果を享受できるのではないか。