博多と佐賀の間の行き来は多く見られますが、主にJRか高速バスの2択だろうと思われます。できるだけコスパよく移動するにはどちらがよいのか紹介してみたいと思います。
1 JR九州
(1)通常料金
やらない方がいいのは、ICカードまたは乗車券などで改札を通り、特急(リレーつばめ、みどり、ハウステンボス、かささぎなど)に乗ること。この場合、
乗車券 ¥1,300 特急券 ¥1,000 計 ¥2,300
(特急券車内精算の場合はさらに200円増し)
となりますが、この区間、例によって高速バスとの競合で、もっと安く乗れる方法が用意されています。
(2)九州ネットきっぷ
JRの特急を利用するなら、これを利用するのがベストです。値段は、
博多・佐賀間 ¥1,300 (乗車券、特急券込み)
です。この値段の意味分かりますか? そうです。乗車券のみ(普通、快速利用)と同金額です。つまり、特急券は実質ただ、普通で行っても特急乗ってもかかる費用は一緒ということです。これを知らないのは大損ですよね。しかも、指定席も利用できます。(自由席、指定席ともに同額)スマホでJR九州アプリを入れて会員登録しておけば、いつでも容易に購入できます。QRチケレスで購入すれば、駅で発券する必要もなく、スマホにQRコードを提示して、専用の自動改札で乗ることができます。駅のみどりの券売機で発券して乗ることもできます。また、発券前で、列車の発車前なら、何度でも乗る列車を変更できます。安くて便利なコスパの良い乗り方ですね。このきっぷ、その名の通りネット専用で、駅の窓口や券売機では買えません。支払いはクレジットカードが何かと便利ですが、コンビニなどで支払いする方法もあります。(この場合、2日前までという条件が付きます。クレカなら発車6分前まで購入できます。)
乗り換え案内などの検索ソフトを使っても、通常料金の表示しかなく、損している人も多くいるような気がします。しかも、博多、佐賀間、新鳥栖で新幹線に乗り換えるなんていう検索結果も出てきたりします。新鳥栖駅での接続がよほど良ければ少しはいいかもしれませんが。参考までに、佐賀、新鳥栖間普通列車利用だと新幹線特急券は、¥870なので、計¥2,170になります。
(3)2枚きっぷ
ネットの利用ができない、苦手な人向けには、2枚きっぷ(回数券)が販売されています。昔は、4枚きっぷとともに、主力商品だったのですが、ネットの普及でどんどん縮小され、現在はわずかに残るのみです。駅の自動券売機や窓口で購入することができます。こちらの値段は、博多・佐賀間特急自由席利用で、
¥2,900 (1枚当たり ¥1,450)
で、ネットきっぷよりかは高いですが、それでも特急料金は実質150円ですから、まともに乗るよりかは大幅に節約できます。
有効期限は1ヶ月、二人で片道、一人で往復などといった利用が可能です。
2 高速バス
西鉄バスが、天神バスターミナルから佐賀駅バスセンター、佐賀第2合同庁舎間を運行しています。(わかくす号)運賃は
¥1,100
で、金額的には、最安となります。博多駅からは出ていないので、天神から乗る場合には、乗り換えなしで便利かもしれません。交通系ICカードで乗れます。
3 電車かバスか
・金額的には、高速バスが一番安い。
・所要時間では、
高速バスは、佐賀駅・天神バスセンター間 約80分
JR特急で、佐賀・博多間 約40分
JR普通・快速で、佐賀・博多間 約60分
バスは交通渋滞で遅れることが多く、時間が読みづらいことが難点。
JR普通・快速は基本的に鳥栖で乗り換えが必要。
新幹線が開通すれば、佐賀・博多間は、わずか20分程度になりそうですね。
(博多・小倉間は新幹線一駅利用がとても多いことで有名。所要時間わずか15分)
時間的には、やはりJRが有利ですね。
・運行本数は、高速バスが15~30分おき、JR特急も1時間に2本以上あるので、利便性は変わらないかもしれません。
・JRと高速バスで起点が異なるので、目的地によって選ぶ。
(博多・天神間地下鉄で所要5分260円、バス所要10~15分150円nimocaバス乗り継ぎで100円)
・JR特急は、博多駅からの場合、始発駅なので座席を確保しやすいですが、佐賀からの場合、通勤通学時間帯は特に混雑することが多く、自由席では座席に座れないことも多くデッキまでいっぱいになることもあります。その点、高速バスは必ず座席が確保されて快適。JR特急の場合、ネットきっぷなら指定席も差額無しで利用できます。(座席マップから好きな座席を自由に選べるようになっています。)特急は肥前鹿島からのかささぎ号が空いていて、自由席の車両も多く設定されています。
昨今、全国的に特急は座席指定化が進んでいるように感じます。JR東日本、JR西日本、JR北海道では、ほとんどの列車が全席指定列車になっていて自由席がなくなっていますし、新幹線のぞみ号も最繁忙期は全席指定で運転されています。JR九州ではまだ自由席がありますが、座席指定車両の割合が増えていっています。
4 JR九州のエクセルパス(特急定期券)
最後に、定期券利用者の場合、エクセルパス(特急定期券)が、博多・佐賀駅間では特別な料金設定になっています。エクセルパスは、定期券料金に30日分の往復自由席特急料金の50%割引の料金(実質片道分)を加算しますが、博多・佐賀間は、1ヶ月
¥17,950
となっていて、通常の料金から大幅に割り引かれた特別な設定となっています。この金額をに定期代に加算します。3か月や6か月定期用の割引はありません。30日利用で1回利用当たり約300円になります。通常の約4割引きという設定になっています。実際は、30日通勤・通学しないので、およそ400円くらいでしょうか。時々乗る場合は、その都度自由席特急券1,000円を購入するしかないですが、頻度により検討する価値はありそうです。