Robin's Egg Blueの出発点となった、"Song Bird"
わたし:全編英語の歌詞の曲も多いよね。一応ネイティブチェックしてんの?
あつみ:してないです。でも、ネイティブの人が聴いても、意味わかる、と言ってもらってます。
私:そうなんだ。
まりこ:秋の日本ツアーて、収支はどーだった? 大変じゃなかったの?
あつみ:ライブでの収入から交通費や経費やら差し引いたらとんとんでしたねー。
まりこ:初の日本ツアーで、赤字じゃなく、とんとんはすごいんでない?
わたし:そうよそうよ。ごりっぱ、すばらしいわ。(よく事情をわかってないくせに同意している。)
まりこ:マネジメントやブッキングしてくれる人がいた訳?
あつみ:全部自分らでやりましたよ。
わたし:ホームページ見てもらったり、メールで音源送ったりして?
あつみ:そうです。
わたし:さすが、今時の音楽活動はインターネット駆使ね。作曲とかもそうだが。わたしもホームページそろそろ作んなきゃ。
まりこ:そうよそうよ、自分たちでひとつひとつ作り上げる、そのプロセスが大切なのよ。
(友達のけなげなアーティスト活動に、感極まった調子で手を空に掲げ、感慨に耽る麻里子さんでした。)
東京のスタバとかでもライブやったじゃない。あのへんも自分らで開拓したの?
あつみ:他でやったライブのとこから紹介してもらって。
わたし:それはいいね。やっぱ他でも評判が良かったから、そのように紹介してもらったんじゃない?
昨年、日本のスタバ(東京)のライブで
あつみ:日本のスタバでは、すべて英語の曲を演奏してくださいって言われましたよ。
わたし:Robin's Egg Blueはいつもそれで慣れてるから問題ないにしても、なんでなのかな。おしゃっれぽい雰囲気を作る為とか。
麻里子:なんでよー。日本じゃんよー。なんで日本語だめなのよー。
(一人で怒れる麻里子であった。)
あつみ:会社のポリシーみたいですよ。でも、時間とか、機材の準備とか、すごくびしっとしていてきちんとやっていただきました。
わたし:さすがニッポン。(几帳面文化ですもんね。)
まりこ:こっちで同じような事をやろーもんなら二時間遅れとかざらだし。
わたし:らしいねー。曲はあつみさんか、ギターのまさしさんがつくってるでしょ。アレンジは?
あつみ:二人で。それをベースとドラムの人にこんな風に、て伝えてます。
わたし:ロビンズエッグブルーのアレンジはすごくこってると思う。かなり考え抜かれて,緻密に計算されてるんじゃない? 無駄がないのよね。タイト。だから癒し系の長めの曲でもただ音楽がずーと流れてく感じでなく、息詰るようなクライマックスある。癒し系に見せかけていても,同時にいつもピンと緊張した空気が張りつめている。
(それがロビンの音楽の個性にもなっていると思う。一種の力強さに裏打ちされた繊細さとでも言おうか。)
あつみ:計算してますよ。時間もかけてる。考えに考え抜いて。思いつきで、二三時間で作って、それでできた、ていう感じでなくて。
わたし:じゃ、考えが分かれる時とはどうするの?
あつみ:(その曲を)作ったもん勝ち。
わたし:あつみさんが曲を作る時は、どうやって書いてるの?
あつみ:ウクレレで作ってます。先にメロディーで、そのあとコードをつけてく事が多いです。
わたし:ロビンはあつみさんとギターのまさしさんが中心になってるけど、どういう出会いだったの?
あつみ:ニューヨークで別のバンドで活動していて、知り合ったんですね。ロビンズエッグブルーでの活動は”Song Bird"が原点です。(冒頭に動画を貼っております。)
<つづく>