夏の日々をのりきる琥珀色の飲み物 | ぞうの みみこのブログ

ぞうの みみこのブログ

ブログの説明を入力します。

夏はわたしにとってはかなり残酷な季節です。外で殺人光線のような無慈悲な日の光に焼かれ、
室内では効きすぎるエアコンで調子を崩し、毎日毎日、不眠の日々が数ヶ月続くのですから、
たまったものではありません。


がまん大会は一日こっきりだから楽しいのです。



秋冬は清浄で美しい空気も、夏にはただれて、湿気でべとべとして、汚臭さえする。
でも生物として生きて行く為には、そんな空気を体に取り込まなくてはなりません。



毎日、これでもかこれでもか、と嘲笑するようにぎらぎらに晴れわたった空や、もくもく湧き出る雲を見るとやるせなくなります。
私がキリスト者であったなら、
神様、なぜ、こんな苦しいだけの季節をお造りになったのですか、わたしらを試す為ですか?

と問うていたでしょう。



なんでこんなに不満たらたらなのかというと、去年には熱中症で町のドーナツ屋で倒れて、初の救急車で運ばれ体験をしましたし、
(ニューヨークで、救急車デビューよ♡なんて、自慢にもなりませんや。)



思えば、遠い昔、この季節、同じようにたおれて、この時はうどん屋でしたが、日本で救急車で運ばれた経験がございました。

(その時介抱してくれた友人の男女は、その後カップルになり、無事ご成婚されました。わたしがたおれて迷惑をかける事で、そのきっかけの一つををつくったのだろうか。うどん食べツアーをだいなしにし、申し訳ないと思ったものですが、もしそうなら、たおれても意義があったと言う事でしょう。あのときは大変お世話になりました。)



去年の今頃、摂氏で40度くらいになった日がありまして、通勤途中で歩けなくなったんですな。そこで飲み物でもとって一服して回復するかと思って、いつも寄るドーナツやでオーダーをしようとしている間に、気分が悪くなりたおれてしまいました。

ここまで来ると、夏と言う季節は好き嫌いとか、苦手を通り越して、自分の死さえ引き起こす、危険な季節です。


悪夢の一日でした。

というわけで、私にとっては夏とは残酷、かつ醜悪で無慈悲な季節なのでした。(だって臭いんですもの)
耐え難きを耐え、ひたすら節制して過ぎ去るのをまつ季節であります。




でもこんな季節を積極的に”好き”とおっしゃる人たちがいるのです。
驚異です。どうやってそのような境地に到達なさったのか。(それともマゾっけがあるのか)
教えを請いたいくらいです。
”心頭滅却すれば、火もまた凉し” を生きて体現されているのかしらん。


どのような修行でそれを可能にされたのか。

去年の救急車運ばれ体験で看護士さんが、このような症状には水分を摂る事が一番、
とおっしゃり、それ以降わたしは造り置きのアイスティーを欠かさないようにしております。



インスタントで、パウダー状のアイスティーの素を使います。水でも解けるとありますが、そこは用心して(おなかを壊してはいけませんから)たっぷりのわかしたお湯で作って多めに冷やしておきます。自宅で、のどが乾いたと思ったらけちらず、なるべく飲むようにしました。


そのせいか、今年もつらいけれど、体の調子は去年に比べるとすこししゃんとしています。

こないだはリプトンのマンゴーティーを使い切りました。
その後、気分を変えてレモン風味です。

夏をサバイブするための、琥珀色の飲み物。単に水分というならアイスコーヒーでもよさそうな気がするけれど、何か違うような気がする。お茶の方が体に良さそうな気が、何となくする。



夏至が終わり、昼が少しずつ短くなってくるにつれ、気持ちがほっとします。どんなに夏が猛威を振るっていると見えても、大自然の摂理は変わらず動いていて、確実に秋に向かっている、という事実が単純にわたしを安心させるのです。

こころやさしき季節、秋冬の到来まで、しばらくのしんぼうです。それまでに何杯のアイスティーを飲む事になりますやら。


今年は無事、夏をこせますように。