生まれてきたような気でいたけど」
大学生の時に一つ違いの兄貴が亡くなった。
両親の悲しみようを見てなんで自分じゃなかったのか?と思った。
兄貴の分も!兄貴の代わりに!と精一杯生きた。
子どもが生まれた時、あー!この子に会う為に自分は今まで生きてきたんだな!と思えた。
自分の人生を肯定できた瞬間。
正解も間違いもどうでもいい。
この子の為にこれからも精一杯生きよう!
そんな子も成人して自分の道を歩み出している。
「君の手が触れていた 指を重ね合わせ
間違いか正解かだなんてどうでもよかった
瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で
君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ」