長男にこうなってほしいという父の夢物語
前回記載した長男の働き方について。夢に近いものを含め4つのパターンを考えている。
①作業所等で就労
②社員として契約して就労
③特技を活かして在宅で仕事
④早期退職した私と一緒に仕事
おそらく①になるであろうと思っている。作業所は通い、簡単な作業をする。福祉の範囲内での就労。現実的な未来だろう。
今回は、③と④、“私の夢の話“を書きたいと思う。
絵に描いた餅である③や④を現実的なものにすることが、私の残りの人生でなすべき使命だと思っている。
③…長男の特技
自閉症の中には、芸術的な才能を持った方がいる。写真のような精緻な絵を描く人、独特な色使い心象画を描く人、テレビや新聞で紹介される機会が多くある。残念ながら長男にそのような才の萌芽は見られない。自閉症の中には、コンピューターの世界で常人離れした想像力や処理能力を発揮する人がいるが、長男もこれには該当しなさそうだ。
自閉症児が世間から賞賛を受ける唯一の方法は、上記のような超人的な才を発揮する以外にないと思う。これらの人は、”かわいそうな自閉症の人”とは見られず、”特殊な才能を持つ天才”として認知される。
福祉の領域から脱する唯一の方法が、特技で財を成す方法を見つけることだ。
今のところ、長男にはそのような超人的な才能はないが、その代わりにコミュニケーション能力やチャレンジ精神があるのだと思う。かつて主治医から、「長男の自閉症度合いは薄めである」と言われたことがある。私は「まさか」と思ったが、最近は主治医の見立てがあっていると思う。
色々なことに関心を持って、趣味にして、人生を楽しむ材料を探す。その延長線上に、③があってくれたら嬉しい、というものが、私の見る壮大な夢だ。
④…一緒に働ける幸せを求めて
福祉の領域から出るもう一つの方法は、長男と私が一緒に仕事をして生計を立てるモデルを構築する方法だ。これも③と同じぐらい夢物語だ。
•私が現職を離れる必要があり、収入面のリスクがある
•個人事業主として切り盛りする才覚が私にはない(おそらく)
•そもそも何を生業とするか、イメージができていない
•子どもが成人したのちも親元べったりでいいのか
実現性は薄い。どちらかといえば、私がこの④案を仕事や生活をする上でのモチベーションとして活用している。
現在の担当業務である損益分析や予算管理を研鑽するための動機として、
不慣れなインターネットツールに興味を持って調べ、使いこなそうとするための動機として、
また、長男同様私も生きがいとなる趣味や得意なことを探すため。
この④案を前提に人生を捉えると、生き方を多方面から模索するきっかけになる。今後、会社員の働き方として兼業が一般的になれば、ハードルがぐっと下がる。
④案のような視点で人生を見つめると、私のマンネリズムが打破され、”会社での出世が社会人としての幸せであり成功”といった固定概念の外側へ導いてくれる。
まだ数年ある、のか、もう数年しかない、なのか、長男はそう遠くない将来仕事に就くことになる。
どんな未来が待っているのだろう。
小学校ですら激動の数年間で、入学前から大きな変化があった。劇的に成長した。
予測できない未来を楽しむ余裕を持ち、日々の成長を見守ることが一番の対応方法ではないかと考えべきだろう。
明るい未来が待っていると信じて、日々の生活を楽しもう。
