今年も三分の一が過ぎた。
5月に入りいよいよゴールデンウイーク終盤である。暦の上では早くも夏。今年の立夏は5月5日子供の日なのだそうだ。つい先日まで寒いと言っては暖房を使っていたのだが、季節の節目というものはかくもあっけなくやって来る。
5月に入りいよいよゴールデンウイーク終盤である。暦の上では早くも夏。今年の立夏は5月5日子供の日なのだそうだ。つい先日まで寒いと言っては暖房を使っていたのだが、季節の節目というものはかくもあっけなくやって来る。
この時季に吹く風は誠に爽やかである。
日本人は初夏に吹く風を「薫風」「凱風」などと感性豊かに表現する。
凱風とは南風。初夏に吹く暖かい風のことである。普段あまり身近に感じられないかも知れないが、葛飾北斎の富嶽三十六景「凱風快晴」は誰しもが見たことのある浮世絵風景画である。通称「赤富士」と聞けばおわかりであろう。
とはいえ、赤富士は晩夏から初秋にかけての自然現象である。
「凱風」に重きをおけば初夏、「赤富士」に重きをおけば初秋という訳のわからぬ話になる。浅学菲才の身としてはよく調べておきますと言ってこの場をやり過ごす。気が向いたらの話だが(笑)
「凱風南よりして彼の棘心を吹く」
ことわざ辞典によれば、「凱風」とは万物を成長発育させる暖かい南風のことで母の慈愛を表し、「棘心」とは棘のあるいばらの木の芽生えで手のかかる子を表している。母親が愛情を持って子供を温かく見守り育てることのたとえなのだそうだ。
時に母親の愛情はなりふり構わぬ愛とも言える。その点、父親の愛情など足元にも及ばないのかも知れない。近年、なりふり構わぬのは四六時中、しかもそんな情けない父親を取り込んでモンスターと化している方々もおありのようだ。いずれにしても母は強しなのである。
時に母親の愛情はなりふり構わぬ愛とも言える。その点、父親の愛情など足元にも及ばないのかも知れない。近年、なりふり構わぬのは四六時中、しかもそんな情けない父親を取り込んでモンスターと化している方々もおありのようだ。いずれにしても母は強しなのである。
越後平野の平場では田植えを終えたところも多い。これからしばらくの間農村では豊作を祈る神事が多く執り行われる季節でもある。凱風に心躍らせる季節は、五穀豊穣を祈る季節の始まりでもある。
