その勢いで少し遠出してみた。
国道49号線をひた走り、水原で左折する。
ほどなく真正面に瓢湖が見える。
まだ8時前。
いくつものハクチョウの群れが飛び立っていく。
ハクチョウたちの羽ばたく姿は
湖面に浮かぶ優雅な姿とは違い、力強さを感じさせる。

瓢湖を左手に見ながら、五頭温泉郷へ向かう。
五頭の峰々がうっすらと雪化粧をしているのを見ると、
自分がもう冬という季節の中にいるのだということを実感させられる。

久しぶりに出湯温泉に行ってみた。
温泉街の一番奥にある「華報寺」。境内には共同浴場がある。
そして、「華報寺」を右手に行くと、「清廣館」という温泉旅館がある。
ここには長男が授かってから数年間、家族でよく宿泊した。
あれから20年が経つ。
ご覧のとおり3階建の木造建築で、ただただ古い。
あの頃と変ったものといえば、
「日本秘湯を守る会」の提灯がぶら下がっていること。
そのせいもあるのだろう、○○御一行様がいくつも並んでいた。
10分くらいチップと出湯温泉を散歩して、
村杉温泉に行ってみる。
今日の目的は「川上とうふ」だ。
ここでは訪れる人に、いろいろな豆腐が入った湯豆腐を出してくれる。
できたての豆腐はとても美味しい。
チップを車において、木綿豆腐とおぼろ豆腐、三角あげを買い込む。
そして、「ご自由にお持ち帰りください」のおからをたっぷりといただく。
今から晩酌が楽しみだ。
こうして、チップとの散歩とドライブは終了。
午前9時頃帰宅した。
おぼろ豆腐ひとつあれば日本酒はどんどん進む。
この日の晩酌は、ママのお得意煎り豆腐もついてご馳走だった。