久々にチップとの散歩だ。
折しも「新潟総おどり」をやっている。
いつものやすらぎ堤緑地から、
メイン会場の万代シティ十字路まで足を伸ばしてみた。
「新潟総おどり」は、いろいろなジャンルの踊り、
自分たちがやりたい、そして見せたい踊りなら制約はない。
8月に開かれる新潟まつりの民謡流しとは完全に違っている。
この民謡流しは「新潟甚句」を中心として、決まった型を延々と踊り続ける。
企業単位での参加で、自分の会社の名前の入った浴衣を着て踊るのだ。
実はこの民謡流し、1万人単位の人が参加する大規模なものであるが、
パパが思うに、本当に踊りたいと思って参加している人はごく僅かである。
義務感で出るから、さしたる練習もせず、グダグダの隊列でダラダラ踊っている。
沿道で見ている人がまばらなのが何よりの証拠、まったくパッションが無さすぎる。
面白くもクソもない壮大なマンネリなのだが、
「私は出ません」なんてとても言えない。かなりの勇気が必要だ。
10年くらい前、あまりのマンネリに業を煮やした若者が
新潟甚句に自分たちで思い思いに振付をして民謡流しに参加したことがあった。
よさこいソーラン風の元気の良い振りだった。
あれはあれで面白いことやってるとパパは横目で見ていたが、
地元の民謡連盟が無理矢理やめさせたというエピソードがある。
民謡連盟にしてみれば、
勝手に振付をしてゲリラ的にやってる不届者だったのだろうが、
もっと暖かい目で見てやっても良かったようにも思える。
ひと言でいえば、大人げないということだ。
不景気のあおりで民謡流しは低迷している。
このまま廃れていくのは忍びないが、
前例と言うか、旧習の踏襲は後退を意味する。
それを尻目に、いまや「新潟総おどり」は、全国的なイベントに成長しつつある。
本当に踊りたい人、見せたい人、そして見たい人ばかりであり、
熱気や躍動感は民謡流しの比ではない。
今日はチップを連れていたので、ほんの僅かな時間だけだったが、
それはそれで楽しかった。
もっともっと大きなイベントに成長してほしい。

「チップだじょ~。」
「今日はちょっと天候が気になるじょ。」

メイン会場の風景①

メイン会場の風景②

メイン会場の風景③

メイン会場にある屋台。

「チップも食べたいじょ~。」

やすらぎ堤緑地。ここには新潟ウォーターシャトルの船着場がある。
画像は「ベアトリス号」。

「チップも乗ってみたいなぁ。」

毎度おなじみ「ミリオンペット」。
これからシャワーの時間。

生後2か月のスムースの女の子。
飼い主さん募集中。