いつのことだったか実際の日にちは忘れたが、
確か2年前の8月の土曜日のことだった。
飼い主夫妻と父親ダフニス君の父兄同伴。
その年の6月に生まれたばかりの赤ちゃんということもあり、
動きもゆっくりでどこかぎこちない。
ペットとはあまり関係のないところで生きてきた者にとっては、
最初は可愛いという感情よりも、
果たして育てていけるだろうかといった不安を持ったのが正直なところ。
わが家には長男が小さい頃からアトピーであったため、
ペットを飼いたくても飼えなかった事情がある。
娘にはチワワのリモコン仕掛けのおもちゃを与える程度のことしかできなかった。
甘いと言われればなるほどそうかも知れないが、
親として幾許かの後ろめたさがあったのは事実だ。
長男も成長し体質もかなり改善されていたところに、
こうしたご縁をいただいたというのは、
天命と言えば大袈裟になるが、受け入れることにさほどの決心は必要なかった。
子犬を見ているうちに、そのか弱さへの不安よりも
何としても育てていかなければと腹をくくっている自分がそこにいた。
かくして、チワワの子犬はわが家にもらわれて来ることになった。
後日いろいろと身じたく準備をしてから引っ越しとなる。
命名「チップ」。名付け親はうちの娘で、もちろんチップ&デールから。
わが家もチップを迎えるための準備が慌ただしく始まった。
【チップがまだ小さい頃】
こしあんお姉ちゃん(左)と、わが家へ来る前の弟チップ(右)。
この頃親元では「KINTOKI」と呼ばれ、血統書上もそうなっている。

【ダフニス・パパの寝顔】
2㎏足らずの子だくさんパパ。

※上記写真2枚は親元飼い主ブログから拝借しました。