　今日は、所属する政党は違いますが、ご尊敬申し上げるK先生の小さな勉強会に、吉田寛先生（公認会計士、千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科教授、公会計研究所所長、自由経済研究所所長）が来られ、お話を伺った。

二ヶ月前には、日本税制改革協議会の内山会長も来られ情熱溢れるお話を伺った。

隣町の小さな勉強会で、このような先生方のお話が聴けるなんて、私にとっては奇跡である。
　
両先生を初めて拝見したのは、１０年くらい前のことであろうか、日比谷公園大音楽堂のステージだったと記憶している。減税を求める集会で、両先生もスピーチされたのであった。

まさか、そんな両先生と隣町でお会いできるなんて、人の縁の不思議を感じる次第である。これもK先生の存在あってこその縁であって、両先生は、K先生の古からの友人であったのだ。立志伝中の人物ある所に、これまた立志伝中の人物が来（きた）る。人物が人物を引き寄せるのであって、土地が引き寄せるわけではない。

地方に人物が存在するということの偉大さ、その恩恵を被っているわけである。まさに天祐。有り難いことである。

今日偶然が重なった。

ちょうど、赤塚一範さん翻訳書「マルクス主義の正体～人類を破滅させる妄想体系」を今日の午前中で読み終えたところだった。

　赤塚さんは、ミーゼスの勉強会で吉田寛先生の指導も受けておられると思う。読了記念に当該書籍の巻末にサインを頂戴した。(笑)

さらなるサプライズもあった。

今日、吉田先生から頂戴したミーゼスの日本人唯一人の弟子、村田稔雄先生の翻訳本「Economic Policy自由への決断」（本書はながらく入手困難であったという）を見ると、小生としばしばコメントをやり取りしている戦略問題研究所の上山祐幸氏の名前があるではないか。この翻訳本の底本を上山氏が吉田先生に提供し、テキスト校正も上山氏が協力していたのである。

　世間は狭いというか、驚いた。
ミーゼスの翻訳本を中心にして、人の縁が幾重にも繋がっていた。

さて、吉田寛先生のお話、そして赤塚一範氏の「マルクス主義の正体～人類を破滅させる妄想体系」のレビューは、別の機会に投稿させて頂きたい。

ネットで興隆を極める反グローバリズムの文脈の中で、外国人の名前が、外国人の名前というだけで、一蓮托生、偉人も凡人も、はたまた悪人も一緒くたに放り投げられてしまうデリカシーのなさが動画全盛の現代にはある。

動画全盛の時代にあって、読書の意義を、改めて吉田先生のお話、そして赤塚さんの翻訳書の精読によって、噛みしめたのであった。それでは、また。

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