2015年 夏 突如始まったパートナーとの闘病生活。
当時、一緒に生活を初めてから1年半でした。
パパは2回目だから結婚式はしないけど、写真はちゃんと撮ろうね。
ゆうにパパの子供産んで欲しいから頑張るね。
そう言いながら楽しく過ごしていた日々。
毎週末になると熱が出て段々と弱っていく彼を見てるのはとても辛かったです。
そして2015年7月
酸素レベルが最悪な状態になり入院。
AIDSを発症している事がやっと分かりました。
2020年となり5年の間にいろいろなことがあり過ぎました。
2人で死のうとしたこともありました。
2016年2月
大腸の悪性リンパ腫の治療が終わり、退院してから
50を過ぎての就職活動に行き詰まり荒れる日々。
そして2017年6月9日
1人で里帰りしていた私のスマホに早朝から知らない番号からの着信。
「○○警察署です」
…
「○○さん知ってるよね?今すぐ○○警察署まで来て。」
…
何があったのか聞いても詳細は教えてくれず
「クスリでわかるよね?」
???
「今すぐ来ないと連行しに行くよ?」
姉に付き添われ直ぐに向かいいきなり取り調べを受けました。
覚せい剤取締法違反。
何も知らなかった私。
何度も何度も同じこと聞かれ、一緒に使用してたと疑われ尿検査を受けさせられ写真を撮られ。
何が起きているのか全く理解出来ず。
一通り取り調べが終わり、警察からの謝罪。
「疑うことが仕事なので。一緒に生活をしていて何も知らないはずはないと思って。
だいたい一緒に使用しているんですよ。
すみませんでした。」
謝られてもね…
少しづつ一緒にいた日々を思い出し…
なんで気付かなかったのか自分を責め…
あー
終わった…
数週間 放心状態でした。
別れようと荷物をまとめ、1度は実家に帰りました。
彼が仮釈放され執行猶予3年。
このまま別れることは簡単だけど、自分の気持ちが立ち直れないかもしれないと、彼の下へ戻ることにしました。
もう一度2人で頑張ろうと。
2人きりだったら壊れていただろう関係。
たまたま
本当にたまたま実家で子猫を保護したばかりで
私は子猫を連れて彼との家に戻りました。
ペットセラピーとはよく言ったもので、喧嘩もしながらでもこの子が居てくれるから今まで過ごすことが出来たんだと思います。
なかなか決まらなかった再就職先も何とか決まり何とか安定した生活を送れるようになっていました。
このまま安定したままだとその時は信じていました。
籍も入れずにずっと来たけど、仕事も安定してるしそろそろ?って言うパパ。
執行猶予がついてる時には入れたくないと私は首を縦にふりませんでした。
籍は今は入れられないけど、まずは事実婚として役所に提出しようかということになりました。
本当に順調で。毎日が幸せで。こんなに順調で怖いくらいと思う程でした。
AIDS発症した時にいろいろと検査をしていて、脳に影があると言われていました。
AIDS発症による脳症かもしれないからお薬飲んで様子を見ましょうと。
影は小さくなりませんでした。
脳腫瘍。
大腸の悪性リンパ腫の治療を先にしてから考えましょうという医者。
頑なに頭の手術はしたくないと言う彼。
今はどうこう問題がある訳じゃないので定期的に検査しながら様子を見ましょうとなり、
しばらくは何も影響もなく毎日を穏やかに過ごしていました。
2018年9月
夕飯の支度をしていると彼からの電話。
何かあったのかなと電話に出ると知らない人が喋ってる…
「○○さんと同じ会社の○○です。今○○さんが痙攣を起こして倒れたので救急車を呼びました。○○病院まで来て頂けますか。」
…
パパが倒れた…
冷静に冷静に
そう自分に言い聞かせいつもより安全運転を心がけ病院に向かいました。
1週間入院して週明けいつもの病院へ。
「腫瘍がイタズラしちゃったね。。。」
脳外の主治医から言われた言葉。
それでもまだ頭の手術はしたくないと言う彼。
あの時に脳腫瘍のことをもっときちんと話し合っていれば良かった。
少しづつ少しづつ腫瘍による症状が出始め出し1年後の
2019年9月
脳の治療を始めるとようやく決心したのでした。
開頭術は何も問題なく終わり、順調に回復していたのに
退院間近、痙攣を起こし始め痙攣を抑える為に無理やり薬で寝かせ1週間寝たきりとなってしまいました。
右側に麻痺が残り歩くことも箸を持つことも困難になり完全介護の生活が始まりました。
それでも治療を止めるわけにもいかず、放射線治療を受けることになりました。
2020年1月
退院して、1年間の抗がん剤服薬治療が始まりました。
トイレもお風呂も1人では行けない彼。
完全介護に疲れ果てる私と、自分の身体が自分の思うように動かず荒れる彼。
常に精神状態はギリギリのところで。
手を借りないと動けないのに手を借りたがらない介護されたがらない彼のプライド。
結果、転倒して肋骨骨折。
ギリギリの精神状態…
そして言われた言葉
「ゆうにトイレに連れて言ってもらう度に死にたくなる」
もう、無理だと思いました。
もうこれ以上は自分の心が持たない。
「ありがとう」と一言言ってくれるだけで救われるのに。
たった一言の「ありがとう」が言えない人。
現実から逃げ続ける人。
何もかも人のせいにする人。
自分の家族だけが大切な人。
あの時、別れていたらどうなっていたんだろ…
子猫を連れて戻らなかったらどうなっていたんだろ…
もう終わらせたい。
でも今この状態で彼を1人にすることは出来ない。
「元気になったらゆうのこと捨てていいから今はとにかくリハビリ頑張ってまた元気になって」
そう思いながら過ごしている毎日です。
今の自分の感情が整理つかず、未来の見えない不安に押し潰されそうで
頭の中に詰まっているものを一旦外に出したくて書き綴りました。
HIVのほうは落ち着いています。
5年の間に3回薬の変更がありました。
CD4 230
ウイルス量 検知されず
もう楽になりたい…