昨日の「頭の体操」での出来事。
某スポーツのレッスンで身体を酷使した後だったので、かなり精神的にも疲れていたのか…
珍しく息子、
「どうやって解くの~!!!」
と、発狂…
面積の問題で、解くには補助線を引かなくてはいけない問題だったんですが、疲れていたからか、意味不明の線を引く息子。
え~、と思いつつも…
宮本先生も一生懸命考えることが大事っておっしゃってたでしょ?と、最初はそういうことを言って諭してたんですが…
全然効果がないので…
キミが難しいと思う問題は、みんな難しいの。みんな同じようにわからないと思うよ。だからみんな一生懸命考えるんだよね。
と言ってみました。
普段、息子に出す問題に対して「難しい問題」だと言って渡すことは一切ありません。
逆に難易度が高い問題も「簡単な問題」と言って渡すくらいです。
それは息子に要らぬ先入観を持たせないためで、どんな特殊算でも上の学年の応用問題でも、私はずっとそれを貫いてきました。
なので、「標準」「ハイレベ」「最レベ」「トッブクラス」などの冠がついている問題を見ても、何となく息子には同じように扱ってる感があります。
もちろん、難易度が高い問題では解き方を変えたりするので、本人の中では何らかの差があるんだろうとは思いますが。
だから難しい問題云々…という話をちゃんとしたのは初めてで、息子もちょっとはっとしたようでした
塾に行ってない息子に、「他の子も難しい」と思う問題に出会うことは自宅しかありませんので、「他の子も難しい」と思っているかどうかは、全く知ることができません。
だからこそ、息子にとってもすごくインパクトがある言葉だったのかもしれません。
先月、「賢くなる算数」の宮本先生のメルマガで、こんなお話がありまして。
勉強ができる子は難しい問題をスラスラ解くと思われがちですが、難しい問題は、誰にとっても難しいものです。勉強のできる子とは、難しい問題をスラスラ解くことではなく、諦めることなく考えられる子です。
それを読んだ時、私もはっとしたんですね。
何となくそういうことを理解していたつもりでも、それでも頭の良い子はどんな問題でもぱっと解いちゃうんじゃないかという考えもあったんだと思うんです。
なので、息子がちゃんと問題に向き合って、一生懸命考えるということを、もっとありがたいと思わなくては、と思ったんですね。
そんなわけで、昨日は宮本先生のお言葉を息子に伝えてみたのですが…
息子。それで切り替わったのか、その後すぐに解けました
解けた後、これまた珍しく「解けたよ~」と抱きついてきたので、息子なりに切り替えて問題を解けたことは大きな一歩だったのかもしれません。
出口が見えない問題を解くのは、嫌になるほど悩んで頭を使わなくてはいけませんよね。
だからこそ精神力というのは大事で、拠り所になる言葉や思いもとっても大切だと思います。
何が息子を助ける言葉になるかはわかりませんが、精神面でのサポートができるように、私もしっかり考えなくてはと思いました。
難しいですけど、息子と同じように私も柔軟に考えを成長させないと、です。
ママもちゃんと考えるからね。
一緒に成長しよう、ね、息子
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