息子は私立小学校に通っています。
ですから、年中の秋~年長の秋までは「受験」という言葉と、いつも隣合わせの生活でした。
我が家の場合は合計5校に足を運んで、説明会や行事に参加しました。
そして、今の学校に決めて無事入学することができました
と、書くと簡単ですが。。。決して平坦ではありません
生まれてたった5~6年しか経っていない子どもに、
いろいろなことを経験させて、たくさんの知識を吸収させ、運動や躾に至るまで、いろいろなことが求められます。
本当に、上限はありません。
受験というと、負のイメージが付きまとっていて、
「詰め込み」とか「強要」「強制」という悪い言葉を使われることもありますよね。
実際、いい印象をお持ちでない方もいらっしゃると思います。
確かに。
幼稚園も休みがちで、一日何時間もお勉強していたお子さんも知っています。
問題を解けないと手をあげる、というお母さま方も知っています。
一週間のうち塾に行かない日は一日しかない、というお子さんも知っています。
ストレスでおもらしをするようになった、チックになってしまった、というお子さんも知っています。
高熱があっても塾に連れて行く、というお母さま方も知っています。
息子は大手の幼児教室に通っていたので、生徒数も多く、たくさんのお友達がいましたが、その中でもいろいろな親子がいましたので、実際にはもっともっといろいろなことがあるのだろうと思います。
でも。
それをただ非難するのは、簡単です。
私も年長の受験間際まではそういうことにとても否定的な考えでした。
親が望んでさせることなのに、子どもに無理を強いるなんて「とんでもない」と思っていました。
でも、当事者は本当に本当に一生懸命なだけなんです。
子どもに手をあげてしまうの、と仰っていたお母さまも、
いつも先生のおっしゃったことをメモに取る真面目な方でした。
長い人生を考えれば、小学校受験の志望校に合格することはただの通過点に過ぎません。
でも、受験日が近づけば近づくほど、子どもが積み上げた努力は大きくなっていきます。
それを「失敗」という結果にするわけにはいかなくなるのです。
子どもが、がんばればがんばるほどに・・・。
私は息子の吸収力の良さに助けられ、手をあげたり、
息子がチックになったりということは全くありませんでしたが、
それでも、「今までがんばったんだからもう少しがんばろう」という気持ちはありました。
そして、「絶対に合格しなくては」という気持ちも、
やっぱりいつも、心のどこかを支配していたのも事実です。
今ではそんなこともあったわね~と笑い話になることも、たくさんあります。
もし今秋に受験を控えているお母さまがいらっしゃったら、
今悩んでいることは、まず一度引き出しにしまってください。
そして、来月その引き出しを開けてみてください。
今は引き出しから溢れそうなことも、来月開けてみた時はその量はぐんと減っています。
子どもはずっと今のままではないのです。
息子はなかなか首がすわらず、4カ月検診でもまだまだあやしい状態でした。
首のすわりが遅かったからか、おすわりも遅く、歩くこともずいぶん遅かったと思います。
そのことでずいぶん心配しましたし、悩みました。
でも、今では歩けますし、走れます。
側転もどんどんできます。
それと同じだったわ、と今は思います。
時期が来ればできることは、本当にたくさんあります。
と、今もそう信じて引き出しにしまう母でした(;^_^A
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