寮生活で食事情の続きですが、
アイロン飯
にも相当驚いたんですが、実は寮で夜中に食すもう一つのご馳走が
ふやかしラーメン(袋麺)
なんですが、これは実家から送ってもらう荷物の中にインスタントラーメンの袋麺を入れておいてもらうんです。しかし1年生は自分の所有物にも関わらず上級生の許可なしには勝手に食えない(泣)。いちおう1袋を部屋長あたりに年貢よろしく納めると、
オメェも食っていいぞ
と許可が出る。何で自分のラーメンとかお菓子食うのに許可取らんとあかんねん(笑)。非常に不条理なシステムだが、この段取りを無視して無許可で食ったのが発覚したら拷問に合うことになるから致し方ない。
しかしコンロもないのにどうやってラーメン作るん?
っていうことだが、洗面所には電気式の給湯器があって一応60度ぐらいの熱湯は出るんで、そのちょい熱い湯で麺をふやかして食うのだ(笑)。しかし麺に完全には熱が通らないんで、いわゆる博多ラーメンで言う、
ハリガネ か 粉落とし
ぐらいの固さで食うことになる。もちろんネギとかチャーシューとか具関係は一切ない。そもそも冷蔵庫がないからね(笑)。だから、素ラーメンというやつ。でも超空腹な高校生にはこれでもご馳走なのだ。しかも奴隷の1年生は度々食えないので、運良く食べれた時は美味すぎて涙が出たもんだ(笑)。
*丼に麺をセッティングしてここに給湯器の湯を注いで袋麺の袋を上手に開いてフタ代わりにして3~4分ふやかして、箸でシャバシャバと麺をほぐしてから粉スープを混ぜて完成。
そのくせ上級生様はそのふやかしラーメンを度々1年生に作らせて殿様状態で召し上がられる。消灯後に布団で寝てるのをわざわざ蹴り入れてまで強制的に起こして、
おい!
1年!
ラーメン作れや!
ダッシュな!
とか言われるとマジで殺したくなる(怒)。
そういうムカついた時は洗面所の三角コーナーで麺の水切りをしてやる。そんな雑菌まみれのラーメン(汚)を何回か食わせてやったこともあったなぁ(笑)。しかし、そういう時に限って急に優しい口調で、
寝てるとこ悪かったなぁ。
ちょっと食ってもいいぞ~。
と言ってくるんで困る(笑)。
あ~申し訳ありません。
腹の調子がどうも.......
とか適当な言い訳して丁重にお断りする(笑)。
まあ、これぐらいふてぶてしい根性でないと寮生活の荒波を乗り切ることはできないからね。
話変わりますが、小学生のころ、
オバQで小池さん