いつもの瀬で釣れず下流に移動したところ何かが掛かった。ほぼ全く動かず最初は根掛かりと思ったが引くとゆったりと動く。ブルブルする感じもグイグイとする感じも無く前に沈んだカバンを釣り上げた時を思い出す。だが微妙に魚っぽい気もする。PE1号しかもスピンキャストリールしかもウルトラライトロッドというタックルだったので穂先が折れないようにゆっくりユックリ近づける。角度に細心の注意を払い角度がつきすぎないように穂先を見つめながらかなりの時間をかけて寄せていくと顔を出したのはでっぷり太ったコイ!しっかり口で食っている。小魚も食うとは聞いていたが実際にかけたのは初めてだ。ランディング時にも穂先が折れそうで怖い。ラバーネットで体2/3ぐらいをほぼ収めたかと思ったが左手では重くて持ち上がらない。竿を左手、ネットを利き手に持ち替えて再度あげようとするが今度はちょっとズレて魚体が網の外に行き、ルアーだけが網にかかった状態になった。このままネットで引っ張ってずり上げてフックを外してやろうとしたらポロッと外れてのっそりと逃げて行った。まあ鯉だしロッドを折られること無く外れてくれてむしろ良かったと思えたが、自分のランディング・テクニックの無さに落ち込む。これじゃあ、いつか80cmオーバーのナマズとかに大暴れされた日には絶対取り込み損ねるなー。