あけましてインフルエンザなりました。
シュウがインフルエンザになった時、私も咳が酷かったのでインフルエンザに罹ったと思ってましたが、かかってなかったようです。
家庭内で隔離され、ずっとNetflixです。
その中で、ちょっと考えさせる映画がありました。
「あの子は貴族」
このタイトルが秀逸なのは、主役が「あの子」なのか、「あの子は貴族」と言ってる子なのか、判断に迷う所です。
普通なら主役は「あの子」の方なんですけど、映画をみてると、主役はあっちかな?って思うようになります。
ざくっとあらすじを説明すると
(こっからはネタバレです。)
開業医の三女、華子は婚活しており、運命の人、幸一郎と出会う。
華子の友達から、幸一郎は政治家の家系で私達の階級よりワンランク上の人よと言われる。
一方、美紀は富山出身。必死で勉強し慶應大学に入学。
しかし、そこには内部生と外部生の差があった。
内部生でも幼稚舎からいるのが一番上のステータスらしい。
友達同士でお茶にいくが、アフタヌーンティーの値段が4200円に顔が引きつる美紀。
外部生の友達は小声で、顔が死んでるよと囁き、内部生は普通に会話を楽しんでいる。
父親の仕事がうまくいかず、学費のためホステスをはじめるが、結局、大学を辞めてしまう。
そして、ホステスのお客さんに、大学時代にノートを貸したけど返さなかった男があらわれた。
幼稚舎からいるステータスがもっとも上だが、借りたノートを返さない男。
それが幸一郎。
それから月日が流れ、幸一郎と婚約した華子が、美紀に会いたいと連絡をしてくる。
幸一郎のスマホに美紀からのメッセージが表示され、どんな関係なのか気になってたのだ。
美紀は華子に会い、かつては恋人だったが今はなんでもないといい、幸一郎にもう会わないと言う。
華子は幸一郎と結婚し、最初は幸せだったが、徐々に自分の幸せはここにはないと気づき始める。
そして、美紀の生き方が気になっていた華子は、美紀に会いたいと連絡をする。
こんな感じのストーリーです。
ええ、一番悪いやつは幸一郎とその家族です(笑)
この映画の辛くなるところは、上流社会の価値観と合わない美紀の心情を理解してしまうところですね。
一生懸命勉強してるのに学費が払えず中退してしまう一方で、遊んでいてノートを借りにくる人や、アフタヌーンティーを当たり前のように注文してる人
なお、下流社会の価値観に合わない華子も描かれてますが、汚い居酒屋のトイレを見て逃げ出す華子に同情する人はいないでしょう。
上流社会と下流社会の対比については、そんなに辛くなる人はいないと思います。
華子(上流社会、開業医の3女)
・ひな祭りは姉妹3人分の雛人形があり毎年かかさず飾っている
・家族なら特別な日は、ホテルの個室で食事会
・友達は20代で結婚し、残っているのは夢を追うバイオリニストぐらい。
・冠婚葬祭は着物
・移動はハイヤー(タクシーではない)
美紀(下流社会、地方出身)
・盆と正月しかない(クリスマスは小学生の時だけ)
・弟の車は走り屋仕様
・弟のセフレはショッピングモールで働いている
・姉にセフレを合わせたがる
・正月、父と弟はパチンコ
・夕飯のおかずはタッパーから直に
・移動はチャリか2ケツ
極端な例かなとは思いますが、ありそうですよね。
あと、私が思う映画のキャラのヒエラルキーと実在する人のカテゴリーです
・幸一郎(超上流社会)
DAIGO
小泉孝太郎
高田万由子
・華子(上流社会)
北川景子
いとうあさこ
・美紀(下流社会)
パックン(生活保護をうけながらハーバード卒)
葉加瀬太郎(千里ニュータウンの団地から東京藝術大学入学)
サンシャイン池崎(実家が2回火事になった。進学校鹿屋高校から大分大学)
武井壮(母親が家から出て行った後、父が別の家庭をもったため、中学から兄と二人暮らし、兄は24歳の時ガンで亡くなる。中高一貫の私立に通っていたが特待生で学費はかからなかった。大学も特待生で学費免除。親からの援助は無く、特待生であるため、死ぬほどガリ勉していた)
なお、地方から慶應に行った人のレビューです。
ちょっとドキドキしてしまう記事です。。
EXILEの岩田剛典さんは、大学じゃなく中学受験で慶應に進学してます。(名古屋から上京)
祖父、父と慶應だったので、事情を知っていて中学からいれたのかもしれませんね。