昨年度のことですが、「父親は深夜帰宅、母親は専業主婦のほうが子どもの学力が高い」という話題がありました。


これは、お茶の水女子大が調査し、文科省が発表した平成29年度「学力調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」がニュースソースになっています。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/1406895.htm


https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/07/10/1406896_1.pdf

 

---------------------
 

 

(3)平成29年度新設項目と子供の学力の関係

 

 

①保護者の単身赴任と子供の学力
 次のような傾向が見られる:「父親が単身赴任の場合は,そうでない場合に比べやや学力が高い」,「母親が単身赴任の場合は,そうでない家庭に比べ,子供の学力は低い」

 

⑥保護者の帰宅時間と子供の学力
 父親について見ると,22時以降(早朝帰宅を含む)という家庭の子供の学力が最も高い。一方,母親の帰宅時間について見てみると,「就業していない」と「16時より前」の家庭の子供の学力が,相対的に高くなっている。
---------------------

 

林先生は、この相関関係の要因は、「単身赴任や帰りが遅くなる父親は、忙しく働いている可能性が高い。だから高収入で、子供の学力が高い」と分析していました。

おそらく、それは正しいのかもしれません。

しかし、要因は本当にそれだけでしょうか?

よく考えてみてください。

これは、「父親の帰りが遅いと、年収が高くなる」というデータではありません。

「父親の帰りが早いと、子供の学力が低い家庭が多い」というデータです。

つまり、「父親が家に居る時間が長いと、あれこれ教育に意見し、結果、子供の学力が下がる。」という要因もあるのではないでしょうか?



そんな風におもったのは、ある本を読んでからです。

そう、いまや受験生をもつ親のバイブル、「2月の勝者」です。



ここにでてくる、島津君の父親。

おそらくアラフォー世代です。

職場では、仕事のマネジメントをまかされ、若手の育成も経験しているかもしれません。

おそらく、自分にコーチング技術があると思い込んでいると思います。

そして、教育パパのステレオタイプです。



「偏差値50の学校なんて学校じゃないぞ!絶望的にゴミだ!!!」と母親に怒鳴ります。

 

 

 


そして塾での偏差値が下がると、「やっぱり俺がずっと言ってきた通り塾のやり方が悪い。俺のやり方でいくぞ」と言い放つ。

受験ブログ「御三家・逆転合格、パパの中学受験日」に書いてあった「カリスマ講師の珠玉の問題集」を大量に買い、子供にやらせます。

(カリスマ講師は黒木先生の気がしますが)

塾のやり方を否定してるわりには、転塾させない。

俺のやり方といいながら、ネットに書いてある情報を鵜呑みにする。

やみくもに大量の問題集を与えて、子供の負担をかけ、睡眠時間を奪う。

どれをとっても、最悪の一手を選択しています。


もう、本当に愛すべきキャラです(笑)


だいたい、受験ブログなんて、どこの誰か分からない一度も会ったことがない人が書いてます。


本当か、嘘か分かりません。そんな人の情報なんて信じられますか?

塾での成績があがらないのであれば、市販の問題集は使わず、塾の教材をやりこむべきです。


そして、そんな大量の問題集を塾では、 「秋以降に多い、親が買ってきたナゾの問題集」と一蹴されています。

 

 


まさに、「父親があれこれ口を出すから子供の学力が下がる」としか思えてならないケースです。

全国の教育パパは、島津君の父親をみて、あんな風にはならないように気を付けようと思うに違いありません。

 

前にも書きましたが、子供の学力は、精神状態に作用されやすいのです。

過度なプレッシャーをかける事で、子供がつぶれる可能性があります。

男親は、あれこれいわず、教育費と、大まかな方向性だけを示してあげるべきです。
 

 

 

 

 

 

さて、息子の件ですが、組み分けテストの算数の偏差値が40台・・・・

 

いろいろ考えましたが、やっぱり塾のやり方が悪い気がします。(え?!)

個別授業か家庭教師も考えましたが、ボーナスはローンに使うし、宝くじも外れました。

これは、もう、父親がコーチングするしかありません。(え、え?!)

 

まずはネットで検索。

 

みんなが、どんな問題集を使っているのか?

「下剋上算数」は、いかにもって感じがするから避けておこう。。。

おお、この問題集がいいのか。

この人とは、一度も会ったことがないけど、読者申請がきたし、読者登録してるから大丈夫。


この人とも一度も会った事はないが、この間、相互にアメーバ申請したから多分、大丈夫。

こっちは、Amazonのレビューで星がいっぱいついているから、多分、大丈夫だろう。


 

問題集は高くても2,000円程度。


個別授業や家庭教師を頼むことを考えたら何十冊買おうと余裕です!


というわけで、そろえた問題種がこちら。


計算速度をあげるための百ます計算

力技ではなく技術で計算をとく魔法のワザ

条件整理と思考力をあげるための宮本パズル

線分図を描く練習のサイパーシリーズ分配算

Z会グレードアップ

六年生の基礎の文章題と図形

消去算に対応するための中一と中二の計算問題


 

 


さぁ、息子よ。

 

睡眠時間を削って頑張ってくれ。


眠くて辛いなら、フォートナイトを止めるんだ。

そして次回の組み分けテストは、目指せ、偏差値60だ!

(何か、間違えてるような気がするけど。。。。。。。。)