コロナと政府の対応について考察する(修正あり) | コウノトリHappyLife

こうのたかとり(元ケンパパ)です。

ご訪問頂きありがとうございます。

 

およそ1年ぶりの更新です。

まずはコウノトリの4コマからです。

 

 

今年の1月くらいから日本に広まっているコロナウィルス。

今回はコロナウィルスに対する政府の対応について考察します。

 

安倍総理も何度か会見を開きましたね。

テレビなどでご覧になられた方も多いと思います。

 

「専門家と協議を行い、対策を講じて参ります」

ということだったんですが、国民の評価は...

「遅い」

「セコい」

「自分らさえ良ければそれで良いのか」

など散々なものになっていますね。

 

 

私、どうも「ひとつの説」が軸になっているような気がするんです。

それは...

「全国民の7割が感染し、集団免疫を持たないと終息しない」

という説を元に政策を立てている気がするんです。

 

4割、6割、いろんな意見がありますが、

今回は7割を想定して記事を書きます。

 

 

これ、どういうことかと言いますと...

日本の人口が1億2千万人として、

7割の感染が必要だとすると、約8千4百万人が感染することになります。

 

そのうち8割が6千7百20万人で軽症者。

2割が1千6百80万人で重症者。

死者が感染者の1000人にひとりくらいだとすると、8万4千人が犠牲になる計算になります。

 

これ、最悪のシナリオです。

もちろん感染者なんてひとりでも少ない方がいいに決まってます。

 

 

でもね、

日本人って「最悪のシナリオ」を頭に描いて行動する人が多いんです。

 

東日本大震災のあと、防災グッズが飛ぶように売れました。

コロナ騒ぎでドラッグやスーパーで買い占めが起きました。

これ、全部「最悪のシナリオ」を想定しているからなんです。

 

つまり政府も同じことをやっているだけでなんではないかと。

そう思ったんです。

 

 

では、

この「最悪のシナリオ」を掘り下げてみますね。

 

まず、どうしても7割が感染しなければいけないとして...

一気に感染するのは絶対にダメですよね。

医療が崩壊します。

 

望ましいのは、

病院のベッドの数が限られたものとして

回復して退院する人の数 = 新たに入院してくる人の数

なんです。

 

「それじゃ医療関係の人が休めないじゃないか!!」

というご意見は今回は抜きにして下さい。

あくまで数字上の話ということで。

 

 

今現在、コロナ患者の多い都道府県8つで対応できるベッドの数は

現在の時点でおよそ2千個です。

これからもっと増えると仮定し、日本全国で1万個としましょうか。

 

つまり重症患者が毎日1万人の対応がキャパとします。

(同じ1万人が回復して退院するのが前提です)

 

つまり、

2割が重症なので、5万人感染者が出てもOKということになります。

 

1日で5万人感染したとして...

(何人検査するかは別ですよ。無症状で気が付かない人もいます)

 

このペースだと7割に到達するのは1680日後になります。

365で割ると約4年8ヶ月かかることになります。

これでやっと終息します。

 

これはベッドの数だけで計算したもので、

実際、1日に5万人はありえませんよね。

するともっと長い期間かかることになります。

 

安倍総理が

「長期化する可能性がある」

と言うセリフが見事に当てはまります。

 

つまり、

最悪のシナリオを想定しながら、自粛を要請し、感染者数をコントロールしながらピークを先延ばしにし、感染者を徐々に増やす。

 

それなら最低限の経済も回すことができる。

議員が考えたものではなく、舵取りは専門家でしょう。

 

 

人の動きを完全に止めてしまうと、その時は感染者が増えなくなるが、また動き出すと一気に増える。

 

だから動きを封じることなく、徐々に7割に近づけて行きたいわけです。

これが目的です。

だから政府の動きが遅いように感じるんですね。

 

1年半ほどで、ワクチンや特効薬ができるという試算もあるので

実際には2~3割くらいの感染で終息に向かう可能性もあります。

 

 

私の予想が当たっていたとしても、

政府は絶対この内容を口に出すことはないと思います。

 

10人いたら7人感染する予想になるわけですから、

その瞬間、日本中がパニックになります。

 

だから会見の際、記者から長期化に関する細かい質問を受けると

安倍総理は口ごもるわけです。

 

 

現在、毎日感染者数が増え続けています。

病床も飽和状態と言われています。

 

退院する人より入院してくる人の方が多い状態なんです。

政府はここらで感染者数を横ばいにしたいはずなんです。

 

今まで休日や夜間の過ごし方ばかりをクローズアップして来ましたが、

もうここはいじりようがないと思います。

 

 

今出ている感染者は完全に平日です。

そろそろ政府もここにメスを入れなければいけない状況に来ています。

 

しかし、最低限の経済を回したい政府はここにメスを入れてしまうと「補償」という問題が生じます。

それで足踏み状態が続いているんではないかと。

 

 

さて、長期化する場合...

政府の支援・補償などの対応はどうなのか?

ここを考察してみましょう。

 

うまいこと薬が開発され、仮に終息まで1年半かかることを前提とした場合、最初に大盤振る舞いしてしまうと後が大変です。

それで財務省が慎重になっている可能性もあります。

(しかしマスク2枚はセコすぎますけどね)

 

最近では、各県の市町村が救援金として一律1万円を支給するという動きも出てきています。

 

 

企業や社会の支援策は別にして個人の支援で考えてみます。

私はひとり一律10万円を支給し、あとは様子見でもいいと思います。

税金で食ってる人達(議員含む公務員、年金受給者と生活保護)と

子供は除くとして、8000万人くらいとしましょうか。

 

それでもたった8億です。

いろいろ経費を入れても10億くらいでしょう。

ひとり10万を10回繰り返したとしても100億です。

 

今回アベノマスクにかけた費用...200億。

ひとり10万円配っても8億なのにマスクで200億ですよ。

もったいないなあと思うのは私だけではないはず。

 

計算間違えました。

これだとひとり10円ですね。

実際は8兆円かかります。

 

政府は800億の援助資金の予算を立てますと宣言しました。

それがどのように流れて行くのか...

興味のあるところですね。

 

 

今回の私の予想が当たっていた場合、

上に書いたように真面目な日本人の特性を捉えた絶妙な政策だと思います。

うまいこと利用したなあと思います。

 

あ、別に私、自民党信者でもなければ

安倍総理の擁護派でもありませんので誤解のないよう...

 

 

 

 

今回はここまでにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。