ハルカへ
最近、ずいぶんと生意気な口が増えてきました。「うるせえ」とか口汚い言葉も増えて、なにかにイライラしたり。まさに反抗期の始まりかと思うほど。遊びのつもりで男の子たちとそういう言葉を使っているうちに覚えていくんでしょうねえ。その都度、叱りつけています。
しかし、その言葉をいうとき、まあ、芝居がかっているので、まだまだ甘い。これがすんなりでちゃうと完全な反抗期なんだろうなあと思っています。
パパは最近、仕事というかなんというか。数年ぶりにかかってきた友からの電話で、一緒につかさんの作品に取り組みませんかとお誘いをうけ、見つめ合っている日々を送っています。
つかこうへいという劇作家の偉大さにふれて、いろんなことを思い出しています。
つかさんの理念のひとつ、「人は幸せになるために生まれてきたのです」という言葉があります。
たとえどんなことがあっても、大切なことは精一杯生きていくことなんだと。
ハルカ、あなたはいま、いろんなことをいっぱいいっぱい吸収しています。
いいことも、悪いこともひとつひとつ。
そのどれもが、決してマイナスになることはありません。
人は幸せになるために、その経験をいっぱいくれているはずです。
パパは怒るし、あなたはつまずくこともあるでしょう。
でも、幸せを手に入れるために、それはとっても必要なことなんだろうと思います。