1ヶ月
気がつけば、いつの間にか今日で父が亡くなって1ヶ月経っていた。
日記を書くとき、テーマを”父と娘”に選択。
父が亡くなっても、”父と娘”の関係は永遠に続く。
またそれは、もちろん私達だけでなく、娘を持つ全ての父親のもので、この世界中全ての女性達のもの。
女の数だけ”父と娘”の関係があるのだけど、”死”は等しくやってくる。
何も特別なものはない、父と私の関係。
しかし、私の日記は、まだもう少し続きそうだ。
父の死後、思ったことなどを日記に書いて気持ちの整理をしたいのに、たくさんありすぎてか、気が抜けたのかなかなか進まない。
私は小学生の頃から、童話作家を夢見た母親の血のせいか、日記をつけたりすることが好きで、その行為でストレスや欲求を解消していた。
だから、単なる記録欲が今はなりを潜め、父というストレスから解放され、書かなくても心が凪いでいるということなのかもしれない。
仏事にそんなにお金をかけずにいこう、と決めた私は、廻りの日も、今日の月命日にも特にお寺さんに来てもらうこともせず、いつもよりしっかりお祈りをすることにしている。
また、49日までは絶対に花を絶やさないようにしている。これには父ばかりか私も慰められる思いだ。しかし、この暑さ、すぐに花は元気をなくしてしまう。
父はどこへ行っただろうか、こんな暑い思いをしなくていい住みよいところに行っていればいいのだけれど・・・