「米国の離脱は歴史的間違い」
これは米環境団体シェラ・クラブのマイケル・ブルーン氏の言葉だ。世界的指導者としての立場が非常に大きなトランプ氏の非道徳的な判断は、世界が目標としているパリ協定の実現を困難なものとしてしまった。
不謹慎な言い方だが、これを受けての中国の出方が面白い。米国の離脱は中国にとって絶好の好機だというのだ。
以下の記事はBBC NEWs JAPAN 2/6/2017から抜粋
6月2日 中国とEUによる共同声明から
中国とEUは、気候変動に関するパリ協定は「今まで以上に重要な絶対的義務だ」と強調する。双方は1年以上前から水面下で、気候変動とクリーン・エネルギーについて共同声明をまとめる作業に取り組んできた。
共同声明では、気温上昇による危険は「国家安全保障の問題で、社会と政治の脆弱性(ぜいじゃくせい)を相乗的に悪化させる要因」だと強調すると共に、環境負荷の低い再生可能エネルギーは雇用創出と経済成長につながると指摘する。声明ではさらに、「EUと中国はパリ協定を歴史的成果と認識している。温室効果ガスの排出削減や環境に抵抗力のある開発の推進という不可逆な動きを、いっそう加速させるものだ」と述べ、パリ協定を評価する。
双方は、炭素エネルギーを削減する国家計画実行のため「追加政策や対策」を一層強力に推進していくと表明する。とりわけ、長期的な低炭素戦略を2020年までに明示すると合意している。
共同声明はこのほかにも、炭素市場の開発と連結など、EUと中国の協力分野を列挙。省エネ・ラベルリング、エネルギー効率基準の設定、建物の省エネ基準の設定などについても、協力し合う方針。
以上
中国は環境や資源の制約から温暖化ガスを大量発生することが出来ないでいる。電力を大量に消費する鉄鋼やセメント産業は古い設備から、省エネ技術の高い設備に変えていかなければならない。今後も経済成長を続けていくためには「低炭素社会」を築き上げなければならないのだ。
その為に低炭素における主導権争いで米国が手を引いたことが好機となる。