冬のソナタ | 泣ける、笑える、感動する 映画・ドラマ

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タイトルや世の中の評価だけでは、いいものはわからないもの。

正直、感動ものって少ないですよね。

わたくし、paopaoの感覚で、泣ける、笑える、楽しめる映画、ドラマのレビューをアップしていきます。

泣けるドラマというと、冬のソナタでしょう。
久々ですよ、あんなに涙が出たのは。
私が号泣したのは、第19話、ユジンとチュンサンが公園で別れるシーンでした。
あのシーンは、何度観ても泣きます。
3回繰り返して観ましたが、3回とも涙が出ました。
計算しているのかは、わからないですけど、
うまいんですよ、会話の間の取り方、表情の見せ方、なにからなにまで。

泣きたいという人は必見ですよ。
もし、泣けなかったという人がいたなら、
その人は冷酷な人か、変質者かなにかではないでしょうか?

数年前に話題になったので、「冬のソナタ」という名前を知らない人は少ないと思います。

でも、まだ観ていない人もけっこういるのでは?
私も「冬のソナタ」を敬遠していた1人です。

敬遠していた理由は、

①冬のソナタは、よく昼間にやっている安っぽいメロドラマのようなものだと思っていた。
②なんとなく、世間の流行を追ってしまう自分が嫌だ。
③騒いでいる軽薄そうに見えるオバハンたちと同じと思われたくない。
 これは、ワイドショーの伝え方が悪い?

でも、観賞し終わった今、私はこの作品を多くの人に観ていただきたいと思っています。
優れた芸術作品と言っていいと思います。良質の絵画や音楽に触れたような感慨が沸き起こります。
この作品を超えるものは、今後、簡単には、出てこないとも思います。

冬のソナタが、なぜこれほどまでに人の心を揺さぶるのかを
私なりに考えてみました。

①モチーフの良さ
「初恋」と「思い出」がモチーフになっています。
決して成就することがない、だからいつまでも残り続ける美しい思い出。
初恋をしたことがある人なら誰でも共感を覚えることができます。

②美しい風景
冬景色の美しさ。かつて恋人と過ごした時間が、風景と一緒に閉じ込められ
ユジンの大切な思い出となっています。ユン・ソクホ監督は、ロケ地を適当に選んでいない。
かつて自分が大学時代に過ごした、思い入れのある場所をロケ地に選んでいたのです。

③俳優のレベル
日本の俳優に比べて、格が違う。日本の芸能人のようにチャラチャラしていない。
悲しいときには、本当に悲しさが伝わる演技力。

④脚本のよさ
台詞がいい。恋人同士で交わされる言葉がいい。

⑤音楽のよさ
感受性の鋭い人なら、音楽を聞いただけで涙があふれてくるのではないでしょうか?
それほど、ピアノの曲がいい。


これらの要因が重なって、奇跡の名作ドラマが生まれたのですね。
このドラマに出会えて、本当に良かったと思います。