アマプラのインディーズも追加して
今月は忙しかった…
「5時から7時までのクレオ」
アニエス・ヴァルダ監督。7時に病院に検査結果を聞きに行くまでのクレオとその周辺の人々の2時間のお話。
「絶壁の彼方に」
独裁者の手術を頼まれただけの外科医が政治的ゴタゴタに巻き込まれて大変。カオス。
「リトル・ジョー」
人を幸せにする花を開発するが成長するに従って暴走していくサスペンス。なかなか怖かった。
「ハウス・オブ・カード心の扉」
父の死で失語症になった少女を支える母。ちょっとだけ高飛車な精神科医にトミー・リー・ジョーンズ。若い。
「ブリキの太鼓」
再見。大人に絶望して3歳で成長を止めた少年が太鼓を叩きながら奇声を上げる怪演がみどころ。
「アミューズメント・パーク」
遊園地で老人が罵られ大変な目に遭う。ちょっとSFテイストだけど……社会問題も?
「Solt burn」
大学生活に馴染めない青年が 貴族階級の同級生にあこがれ翻弄される。モーリスを思い出す。
「リーディングハウス」
女性だけの秘密の読書クラブに招かれた男性は誰ひとり出てこなかった………いったいどこへ?!
「レザボア・ドッグス」
再見。クエンティン・タランティーノの最高傑作のひとつ。ハーヴェイ・カイテルとかティム・ロスとかスティーブ・ブシェミとかかっこよくてもうキュンキュン。
「スリー・コネクション」
大自然のなか3つの物語がひとつになってゆく。のだけれどちょっとわかりにくかったかな…。
「明日では遅すぎる」
ベネチア国際映画祭で最優秀イタリア映画賞受賞。思春期の男の子と女の子の性の目覚め。生々しくなくて可愛かった。何が遅すぎるのかは不明。
(ここからAmazonプライムインディーズチャンネル)
「キリク 男と女」
「キリクと野獣」
ミッシェル・オスロ監督の小さなキリクの物語。
キリクほんとに可愛い。
「ピストルと少年」
ジャック・ドワイヨン監督。ピストルで知人の刑事を脅しながら死んだはずの姉に会いに行く。ひりひりした少年の心は癒されるのか。
「斧」
リストラされた男が逆恨みしてライバルを消そうとする。シリアスコメディ。時間軸も凝っていて面白かった。これは拾い物。
「ローズイン タイドランド」
テリー・ギリアム監督。麻薬中毒の母をなくして父と逃避行する少女。父も中毒でしんでしまうが…ホラーだけど不思議で哀しいお話。
「年下のひと」
19世紀に活躍した作家と詩人の悲恋。ヴィクトワール・ティヴィソル見たさに観たけどちょっとだけだった。ジュリエット・ビノシュは綺麗。
「プレイタイム」
ジャック・タチのご存知ユロ氏が仕事の面接に。
飄々としたユロ氏健在。
「あなたはまだ何も見ていない」
(Vous n'avez encore rien vu )
アラン・レネ監督。劇作家の死後集められた役者達が過去に自分達の演じた「ユリシーズ」を若い役者達が再演する芝居を見せられて…ラストはサプライズ。
「アパートメント」
もうじき結婚を控えた順風満帆なはずの商社マンが過去の恋人の影に操られて行く。ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチ。
(リメイクで「ホワイト・ライズ」)
「王と鳥」
再見。ポール・グリモーのちょっと不気味なアニメ。羊飼いの少女と煙突掃除人の青年が暴君から逃げる逃げる。
「召使」
裕福な貴族の青年が雇った使用人が暴走していく。いつの間にか立場が逆転してこわいこわい。
「路シリーズ(4話)」
村田朋泰のアニメ。悲しみを抱えた男が4つの旅をする。この人のアニメはいつも切なくて胸を打つ。
「Bille」
ノーベル賞候補作家のヴィズマなんとかの自伝的小説をもとにした映画。幼少期恵まれなかった彼女が大人になって実力を発揮する。子役かわいかった。
「ノートルダムのせむし男」
1957年ジャン・デラノイ監督版。せむし男にアンソニー・クイン。メイクも演技もすごかった。
「ティコ・ムーン」
近未来SF。臓器移植のドナー"ティコ・ムーン"を探す独裁者。テーマはよかったけどいまいちだった。
「夜の子供たち」
刑事とか泥棒とか女教師とかいろいろ交錯してるけど話がちょっとよくわからず。せっかくカトリーヌ・ドヌーブとダニエル・オートゥイュ出てたんだけれど。
今月は27本。
インディーズチャンネルの無料お試しに登録したので
そのぶんが増えた感じ。
インディーズと銘打つだけあってレンタルにもなく
なかなか観られない作品ばかりがあってすごい。
ジャック・ドワイヨンの作品が観られるとは思わなかった。少年のまだ幼さの残る青い刈り上げがピストルとミスマッチしてどきどき。
「斧」とか「召使」とか全く知らなかった作品があって今月は充実してたかなあ…
5日までで無料お試し終わるからそれまで頑張ってたくさん観よう。
ではでは。