1925年
監督 バスター・キートン
主演 バスター・キートン

弁士   澤登 翠

内気なジミーは愛するメリーになかなか求婚できずにいた。折しも経営する会社が詐欺にあい、お金が融通できなければ刑務所行きも免れない危機を迎える。

そんな時 偶然にも700万ドルという遺産を相続できることになり大喜びするが、それには「27歳の誕生日の午後7時までに誰かと結婚すること」
という条件が付いていた。

今日は誕生日!
果たしてジミーは午後7時までに結婚できるのか?


バスター・キートンの名作中の名作。
サイレントで字幕なしですが弁士がいます。

愛するメリーにふられてしまい、とにかく手当たり次第に女性に求婚するのですがそう簡単にはいきません。
とうとう新聞広告までだすのですが、その結果大量の花嫁姿の女性から追いかけられる羽目になります。

この追いかけられるシーン、もう最高に面白くて
涙がでるほど笑いました。
岩が転がってくるシーンはキートン曰く
「もう逃げるしかなかった」らしく、本気で逃げ惑った様子がほんとに笑えます。

「偉大なる無表情」でひたすら走りまくるキートン。
この無表情がいいんですよね、ほんと。


キートンはチャールズ・チャップリンやハロルド・ロイドとならんで世界の三大喜劇王と言われましたが、
キートンはほんとに純粋に大笑いできる感じがして好きです。


ラストもじーんときてほっこり。
笑って楽しめた映画です。

活弁士も途中ちょっと邪魔かなあ…と思っていましたが
観てるうちにそれもいいかな、と思いながら鑑賞しました。

休日の午後になにも考えず笑える映画、是非どうぞ。