座禅体験をしてきました。
仏教、禅の勉強を始めてからというもの修行の核となる座禅を経験したいと思うようになりましたが、やはり躊躇していたのは自分の身体に自信がなかったから。
45分の座禅に耐えられるか、途中で薬の効きめが切れたらどうしよう、ふるえが出たらどうしよう…そんなことが先に立ってしまって二の足を踏んでいました。
でも職場で体験した方の話を聞いてるうちにやっぱりどうしてもやってみたい気持ちが強くなって、思い切って参加してみたのです。
案ずるより生むが易しとはまさにこういうことですね。
今は清々しい気分でいます。
さすがに無にはなれないけど、心がどっしり落ち着く感じ。それとともに身体も落ち着いてくれました。
そしたら昨日までこだわっていた小さなことが馬鹿馬鹿しく思えてきました。こうやって自分の中のこだわりや執着を一つ一つ手放していけたらシンプルな生き方できるのかなと、そんなふうに感じたのです。
座禅の前の老師の法話もその熱い語り口とともに心にとても響きました。
私たちの普段口にする「ありがとう」はいつも条件つき。自分に余裕がある時には言えるけど、そうでない時には言えないもの。
でも本当の報恩の心は無条件の「ありがとう」
もちろんそう言えない時もあるだろう。そういう時こそ無条件の「ありがとう」を育てる場と思ってまず「ありがとう」と言ってみる。そこから始めてみよう。すべてに「ありがとう」と言ってみる。
そして良くないことは言わない。ダメだ…って言葉を言わない。
言葉は意識を変える。意識は行動を変える。行動は結果を変える。
まずは今日の機会を得られたことに「ありがとう」です。
この一歩が何かを変えていくきっかけになるといいなと思っています。
いつかすべてにありがとうって言える自分になるために。