同僚から勧められて出会った本。

タイトル『7days アサーティブネス こじれない人間関係のレッスン』
著者:八巻 香織
編集:ティーンズポスト
発行:太郎次郎社エディタス
詳細はこちら↓
http://www.tarojiro.co.jp/product/4208/

イラストがめっちゃわたしの好みで、表紙から気に入った。
この本は、アサーティブネス(※)について理解を深めたり、実践できる練習ができるような構成になっている。

※アサーティブネスとは「お互いを尊重しながら意見を交わすコミュニケーション」のこと。

また、この本では自己表現のステップを4つに分けている。
1つめは、キレるステップの「ギャオス」
2つめは、タメるステップの「オドオド」
3つめは、コモるステップの「ムッツリ」
4つめは、しなやかステップの「アサーティブ」
自分が踏んでいるステップを客観的に見つめて認めることが、自分のステップを変えるスタートだと書いてあった。無意識でステップを踏むより、意識することでギャオスやオドオドを自分で選ぶことができる=コントロールできるということはとても魅力的だなと思う。

さて、いくつかの自己理解ワークをやったのだけれど、その中のひとつをやったときのことを記録します。(書籍のp84~85)

出来事
職場内の違うシマで、前年度の○○のデータを探している同僚AとBの会話が聞こえてきた。データが見つからなかったようで、新しく文書を作成することにしたAに対して、Bが「(前年度の人に対して)データとっておいてほしいなぁ」とつぶやいた。

1.私が相手(同僚のAとB)に伝えたいことは、 ○○のデータは、□□のフォルダに入っていることです。

2.私が相手に伝えた言葉は、「チラッと聞こえたんだけど、□□のフォルダの△△のところにデータ入れてるよ」「聞いてくれれば伝えられるよ」です。

3.その時に使った私のステップは、言葉だけは「しなやかステップ」です。

4.その時の非言語メッセージは、冷たい見下した目、目を合わせない。 落ち着いた声だけど怒りをはらんでいる、表情は暗いというか虚無、こわばっている(肩に力が入っている)

5.あとで私はクッソ!ムカつく!という気分になりました。

6.私が相手に伝えていない気持ちは、「仕事をやってない人だと思われたように感じて、ちょっとショックだったな」って気持ちです。

7.私が陥りやすいパターンは、やさしく言おうとするけど 怒りがにじみ出ちゃってるパターンかも。進化形ギャオス?

8.アサーティブ・ステップを使うために私にできることは、事実と感情を別にし考えること。
事実→相手は、データがない(どこにあるかわからない)ことに困っている。(本当はあるかもしれない)
だから、私が仕事ができない人だと思われた!と勝手に傷つかなくていい。

発見したことは、このワークをやったことで、気持ちを引きずることなくその後同僚と話すことができた、ということ。会話を聞いて勝手に傷ついたけど、まったくの被害妄想だったこと。書き出すことで気持ちが整理されて、スッキリした。