ぼく、ひなた。
さぁ、姉さんもおいとちゃんもご挨拶して。
おいとちゃん！なんて顔してるの！
いとのベロ見る〜？
とにかく愛想よくだよ。
おいとちゃんはここでも立ち乗りか。
前のめりが過ぎるよ。
ダメだ、車の揺れで急に睡魔が…
フェマが頑張って運転してくれてるというのに…
輩にそそのかされて、沖縄のぼくらより早く家を出て来てくれたというのに…(爆笑)
おいとちゃんたら、立ち乗りどころか助手席に行こうとしていた。
ぱんぞうの肩が傷だらけだ。
ほら、言わんこっちゃない。
急に電池の切れるおいとちゃん。
おいとちゃんが面白すぎて、写真や動画を撮りまくったぱんぞうのスマホバッテリーも激減。
前回「翔んだ！埼玉」なんてタイトルをつけたけど、まだ沖縄を出てもいなかった。
先が思いやられるね。
着いた！羽田。
プリンセスフェマ、お久しぶりだね。
相変わらずお綺麗で。
っていうか、前より綺麗になってない？
今回はぱんぞうが色々お願いしたそうで。
ほんと図々しくてごめんね。
お世話になります。
姉さん、いい笑顔だね。
その調子で頼むよ。
カートに乗ったら、ロイヤルファミリーのように微笑んで手を振るように言ったろう？
実は今回の旅行、フェマとオヨキロ家の全面協力により実現しました。
空港への送迎をはじめ、宿泊も遊びもおんぶに抱っこ。
フェマもオヨキロマミーも仕事を休んでまでぼくらを迎えてくれたんだ。
ぼくは生まれながらの王の気品と気遣いを併せ持った男だからいいようなものの、はるいとぱんにおいては礼儀作法を知らない田舎者。
歓待を受けるに相応しい振る舞いをするよう教育するのが大変だったよ。
まずは空港内をパレード。
かわいい、かわいい言われて調子が出てきたガールズ。
フェマ、いい車だね。
乗り心地が最高だよ。
運転、よろしくお願いします。
ぼくが必死で睡魔と戦っている頃、
ぼくでさえ後部座席だと言うのに…
満員電車かよ。
ここから急に写真が減ります。
はー子姉さんは、いつもより控えめな声でお歌を歌っておりました。
つづく
(あれっ、まだ埼玉に着いてないよ！)