ぼく、ひなた。
ちろっ。
ちろっ。
姉さんたら、全部ちろっとベロを出して変顔だ。
バンダナも曲がっちゃってかわいく撮れなかったとスネるぱんぞう。
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お散歩に行くとき、ぼくはしゃいじゃう。
クルンクルンまわったり、ぱんぞうにスリスリしたり、どすこいしたり、きゃっきゃ、きゃっきゃ、はしゃいじゃう。
「そんなことしてたらリードつけれないよ。お散歩行けないよ〜。」
って言われたって、ねぇ。
ぱんぞうは、
「足を洗うまでがお散歩！」
なんて言うけど、リードをつけるとこからがお散歩だよ、ぱんぞう！
一方姉さんは、ぼくがリードをつけるのをずっと待ってる。
つけおわったら、ササササッとやってきてぱんぞうの前に座る。
首輪がつけやすいように、ぱんぞうに背中を向けてスタッて座る。
「つけやすいわぁ〜。いい子ぉ。
」
」と、姉さんには貴重な褒められポイントだ。
今日は遂に、ぱんぞうが作ってくれたクールバンダナさえも同じようにスタッと座ってつけてもらってた。
姉さん、偉いぞ！
ぼくの分まで時間短縮、ありがとう。
「では、お写真でも〜。」
と調子に乗ったぱんぞう。
ちろっ。
しまいには、プイ〜だ。
しょうがない。
ぼくがお部屋でもつけて、ぱんぞうと一緒に寝てやるか。
全部目が開いてるけど、最初の3枚は寝てるよ。
寝ててもぱんぞうを見ててあげないといけないからね。
ちなみに姉さん、リードをつけた後は急に行かないって言い始めるよ。
そして足を洗われるとブチキレるくせに、お散歩から帰ってきたら洗面所には言われなくても自分からスタスタ入って行くよ。
女ってやつは、ほんと面倒くさいね。
男子諸君、ぽちっとしてくれたまへ。
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女心は複雑なのよ。
