fumufumuのブログ

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ギリシャ・ネタ、音楽ネタを適当に綴っています。
ヘッダー画像はシフノス島のエプタマルティロス教会です。

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さて、これまでは一つの記事で一つの国を取り上げましたが、
最後は気になった曲を複数まとめ、手短に感想を。


まずは残念ながらセミでの敗退国から。
Recap - First Semi-Final - Eurovision 2022 - Turin


Recap - Second Semi-Final - Eurovision 2022 - Turin

MVよりもESCでのライブが良い国が多かったですね。

Circus Mircus - Lock Me In - LIVE - Georgia 🇬🇪 - Second Semi-Final - Eurovision 2022

サウンドもビジュアルもめっちゃ好みなんだが。
てか、この方々は「家族そろってESC」から一番離れたところにいるじゃん。
本格的な音楽フェスに登場して欲しいぞ。
ディスクユニオンで流れていても、まったく違和感ないと思うわ。


Achille Lauro - Stripper - LIVE - San Marino 🇸🇲 - Second Semi-Final - Eurovision 2022

何で今年のエントリーにするかなぁぁぁぁぁ~
昨年優勝のイタリアを意識しているのがまるわかりだもんなあ。
「二匹目のドジョウ狙いがみえみえ」と言われても、否定出来ないよな。
曲は良いし、ステージ演出も力入っていたし(「家族そろってESC」ではないが)、
歌う本人もカリスマ性を出せていたと思うから、惜しい。


次はファイナル進出組から。
Grand Final Recap - All 25 Acts - Eurovision 2022 - Turin

こうして視聴すると、納得のファイナルメンバー。

Rosa Linn - Snap - LIVE - Armenia 🇦🇲 - Grand Final - Eurovision 2022

大会中よりも、その後の高評価というか各種サブスクでの盛り上がりが話題らしい。
初めて聴いた時、Vanessa Carltonの“ A Thousand Miles ”を思い出したんだ。
楽器は違うけれど、女性SSWとして凄く近いものを感じるのよね。
強い個性はないけれどとっつきやすい、等身大の歌だと思われるのかもしれない。


Mahmood & Blanco - Brividi - LIVE - Italy 🇮🇹 - Grand Final - Eurovision 2022

ガシガシ歩くBlancoが界隈で「イエティ」と呼ばれていると聞いて、大笑いw
サンレモ優勝>>>>>>ESCなイタリア。
今年はその印象が特に強かった気がする。
地元ゆえか「ESCの主役は他国(=ゲスト)に任せますわ」みたいな?
それと、これは歌唱力で競う曲じゃないからね。
この二人を知っているのと知らないのとで、受け止める思いの嵩が違ってくる。
ところで今年のサンレモでは、私の大好きなJovanottiさんが楽曲提供していましたよ。
提供相手と共に、カバー・ナイトにも登場したんですわ。(https://youtu.be/xWg4IYx5CMo


Malik Harris - Rockstars - LIVE - Germany 🇩🇪 - Grand Final - Eurovision 2022

今年はBIG5のエントリーのレベルが高かったと言われているようだけど、
その中でこの曲に対する審査員票が0なの、信じられないわ。
40の代表曲の中で、歌い手と曲との結びつきの強さは一番だったぞ!
ステージでのちょっとした仕草に、感情が入りまくってグッとくるし、
ラップが続いて会場から歓声が起こるのも、泣きそうだったわ。


Zdob şi Zdub & Advahov Brothers - Trenulețul - LIVE - Moldova 🇲🇩 - Grand Final - Eurovision 2022

もう、見ればわかるでしょレベルなのでw
楽しんでやることに、微塵の迷いもないもんな。
Advahov Brothersの動きがぜんまい仕掛けのおもちゃみたいで、ツボw
バンドメンバーの衣装が、さりげなく国旗カラーなのが好き。


Sheldon Riley - Not The Same - LIVE - Australia 🇦🇺 - Grand Final - Eurovision 2022

普段、「オージー、何でESCにおるの?」になってしまうけれど、
この歌唱には本気で感動した。
ドイツとはまた違う意味で、曲と本人の一体感が強くて重い。
じゃらじゃらのマスク、コナンがつけていたのと似ているんだよね。
(→2020FdCでのゲスト歌唱の記事



Konstrakta - In Corpore Sano - LIVE - Serbia 🇷🇸 - Grand Final - Eurovision 2022

これぞESC。
何をどう評価したらいいのか悩んでしまうのを、
アーティスト・パワーでねじ伏せる。
Konstraktaさん以外では成立しない世界じゃね?
ステージで手洗い推奨する楽曲とか、思いつかないじゃん。
で、こういうのは西側からは出て来ない気がするなあ。


今年も歌唱力で聴かせる曲、ステージで見せる曲と、多様で面白かったですね。

一つ気になったのは、カメラワーク。
ステージの形状のせいだと思うけど、あまり歌い手に寄っていかなかったよね。
演出上、全体のショットが欲しい場合でも、引き過ぎじゃない?と思うことがあったし。
それと、観客の姿がアーティストに被ることもちょくちょくあって、邪魔だよなって。
ESCのカメラや舞台設置は、EBUから派遣されるお抱えスタッフと現地とで作り上げるそうだけど、
合わなかったんじゃないかなと邪推してしまうな。


最後はMIKAによる、ファイナルでのインターバルアクト。

Interval Act: Mika Medley (Love Today / Grace Kelly / Yo-Yo / Happy Ending) - Eurovision 2022 Turin

ミカチュ~!!!
ESCでMIKAの姿を生視聴出来る日が来るなんて…涙
レバノン生まれ、フランス・UK育ちのMIKA。
イタリア開催のESCで彼がホストを務めることに、批判的な声もあったけれど、
全力のMIKAを見ていたら、そんなこと言えないよ。
いいなあ、MIKA。
白地に赤いハートは、彼のツアーで使っていたものから「M」の文字を抜いたんだね。
宣伝色にしないようにという、ESCでの規約なのかな?
それとも自分だけのコンサートとは違うよってことなのかな?
それはともかく、会場中が「ミーカ、ミーカ!」って、愛されている証しだよなあ。
MIKAはセミ2でも歌ったし、ホストは本当に大変だったそう。
お疲れ様です。


はい、これで2022のユーロビジョン・ソング・コンテストのレビューは終了。
次の大会に向けて、参加表明は続々上がっていますね。
純粋に、楽曲とパフォーマンスだけで勝負することが出来るよう、願っております。