ぬにっき
花が好きな母親にあげた花


ふわふわした葉っぱの感触といいニュアンスの色が素敵。

切花で飾るには葉がへたってしまって難しかったようだが、

見た目にはとても華やかで気に入ってもらえたようだった。

自分のために買う花もいいけど、花は人のために選んで

買うときのほうがドキドキと楽しうれしい気持ちになる。

家には大げさで買えないけど、人にはすごいお洒落な

組み合わせとかしてみたりして、普段買わない花を買う。


私の母親はすごくロマンチストで乙女な部分を持っている。

プレゼントをしたりするとき、高価ないいものをあげるより

いっぱいの花束とかをとても喜ぶ。

実家の家は、片付け下手で物でごちゃごちゃしているけれど、

いつも絶対に大量のお花をかかさない。

すごく広い庭があるのでいろんなお花がいっぱい咲いていて、

庭のお花を切って飾っているし、店で買うお花もたくさんある。


同じような感覚でダンナくんの母親に、母の日に大量のバラを

贈った年が一回だけあった。

さぞかし喜ぶだろうなぁと思っていたら、おそらくうれしかった気持ちは

あるのだろうけど、電話でダンナくんは怒られていた 笑

なんとびっくりの反応だった。いろんな人、いろんな価値観だ。

大量のバラの花ってところに、「こんなところに、そんな高いお金を

使うんじゃない!そんなことしなくていい」という、

そんなような意見だったそうだ。

彼は呆れながらも、そういやそういう人だったと嘆きつつ、

もう二度と花は贈らんと言っていた。

喜ばれると思ったことに怒られるという結果にいつもやや怒り気味な

ダンナくんは、不憫に思う。わりとよくある事態なのだ。


何にお金をどのように使うかとか、娯楽や趣味にどのように使うかは

人によって考えがとても違うだろう。

こういう部分は、あーそうか、なるほどね。と受け入れておく。

私もその反応を聞いて、ほへー とびっくりしたけども、別に特に

何も感じるでもなく、なるほど次から花を買うのはやめようと思った程度だ。

きっとわざわざお金を出してまで花を買ってくれなくていい という

気持ちだったのだろう。ほかの事にお金を使いなさいって。

いいように取っておこう・・ ふふ。

なので、彼の実家へ何か贈る時は実のあるものが一番!てことで、

いつも食べ物と決まっている。わかりやすくて、悩まない。

とてもありがたいことだ。その点、私の親のほうが考える。

「してくれたその気持ち」という点にウエイトが高いわけだ。


寒さが出てきたこのごろ、家の植物たちも寒々しているように見える。

暖色な色の花が咲いていないのでよけいそう感じるのだろうか。

色の効果は高いもの。せめて暖かい色を散りばめて冬の準備を。

まずは、灯油を買いに行こう。一番大事なこと。