夜中に大量の鼻血を出していたらしく朝方気づいたらベッドの一部が大きく血だまり。
寝ているてべこの服を見たら、その血だまりと同じ形のシミがべったり。
血の上に寝ていたな・・顔を見ると血の跡が眉毛までのびていた。
熱を持つ子供はのぼせるのだろうなぁ。よく出している。
血のシミはなかなか取れないので、即全部はがしてシミ取りして水につけておく。
そしてまた寝た。朝方に二度寝するといつも妙な夢ばかり見る。
なぜこの人が?という人が出て来てその内容にちょっとスッキリしない気分になったり、
昔好きだった人が今になってもまだ夢で出て来たりすると、

なんだか自分の成長のなさを感じたり、どーんとした気持ちになったりする。

そんな思い出だったわけだけど。

私は年に少しテンションが変わる時がある。
基本は低い位置で安定している。家モードというのがあり、家にいるとほぼ無音の人になる。
もちろん機械系がないので家に音は無しで、自分さえほとんど動かず声も発しない。
生きる人形のような感じでいる。なので自然の音は耳に入ってくるし、

家の冷蔵庫やら電化製品のささいな具合がわかる。
外の虫の声、湾岸線を走る車の音、外で話す子供の声、人の動く音などがBGMだ。
私自身が口をひらくのがおっくうになるので、極力口を開かず済む会話をする。
声はもちろん自分の半径50センチくらいに聞こえる音量。
ボソッと一言で会話が終わるので、ダンナくんがよく聞き逃す。
二度言わないので、聞きのがしたら終わり。

「わー またー?もう一回言ってよー。」と懇願される。
二度言うほどたいしたことも言ってないのだけど聞き逃すと人は聞きたくなるらしい。
そんな私をリアルに攻撃してくる2歳児。私が息くらいの声で返事すると、
「あんた、声出てないでー!」と厳しく言われる。

(あんたって言うのやめないとな・・私の真似か)
なぜかてべこに言われるとちょっとぐっと心の深いところへ来る。
これが私なんよ、と開き直れない気持ちになるのは何故だろう。
でも子供の笑いのツボは変なので、私の声を出さないしゃべりにおもしろがり、

一緒にし始めたりする。

そんな私がすごく変にテンションが上がる時期もある。
奇声をあげたりダンナくんに飛びついたりする。
2人時代はいつもダンナくんが標的で噛み付いたり髪を引っ張ったりしては困らせていた。
でもこれはすごくテンションが高いので機嫌よくやっているわけだった。
今てべこを見ていて、私のそんな行動はまるで日々の彼女じゃないかと思った。
幼児の気持ちを持った大人 といいように言ってみた。

そういう行動になるとき、ダンナくんはまんざらじゃない様子でちょっと嬉しそうだったりする。
一種の愛情表現なのだとわかっているのだろう。

考えれば考えれるほど、てべこと同じじゃないか。
可愛げない幼児時代、じつはこうやってキャーキャーと親に甘えたりしたかったとか。
深読みしすぎか。ただの変な陰陽の周期だろな。