どうも、松本13です。今回は、『夏の庭 The Friends』についてです。
まずは簡単な概要とあらすじから。
【概要】
『夏の庭 The Friends』は、湯本香樹実の小説、およびそれを原作とした日本の映画。原作小説は1992年に刊行され、十数か国で翻訳出版されている。タイトルはセルジオ・アサドの同名組曲『夏の庭』より。
【あらすじ】
近所に住むひとり暮らしの老人がもうすぐ死にそうだと聞きつけた小学六年生の三人組は、老人の家を張り込むことに。 はじめのうちは少年たちを追い返そうとする老人だったが、次第に彼らを受け入れるようになっていく…
この映画、個人的にめちゃくちゃ好きな映画です。
面白いというより、いい映画といったところ。
個人的に筋肉アクションもカンフーもゾンビも出てこないプレーンな映画というのは、そこまで頻繁に見る方ではないのですが。
ただこの映画はめちゃくちゃ好きなんですよね。
私と同じように、上述のような大味映画が好きな人にもとてもおすすめです。
なんかその手の映画が好きな人間特有の妙な琴線というのはあると思うんですよね。
大味のアクション映画が好きだけど、『ストレイト・ス・トーリー』は好きみたいな、そういう人って結構いると思いますし。
あと『スタンド・バイ・ミー』 とか『学校の怪談』とか。
この映画、本当にそういうノリで見れる映画です。
ストーリーに関しても、主人公が死に興味を持つという点はスタンド・バイ・ミーとめちゃくちゃ似ていますし。
老人が出てくるという点はストレイト・ストーリーっぽい面もあったり。
90年代のジュブナイル邦画っぽい雰囲気はもろに学校の怪談ぽかったり。
そういう意味ではこの映画、本当に色々な人の鑑賞に耐えうる作品なんじゃないかと思います。
大味映画好きの妙な琴線に触れたりするような部分もあるし、もちろんプレーンなドラマ映画としても抜群に素晴らしいです。
特撮やアニメを覗いたこの手の邦画って場合によっちゃ何かと叩かれたり揶揄の対象となったりすることもあると思うのですが。
実際日本映画界の良くないところを寄せ集めたような信じられないレベルの駄作映画もあったりしますし。
ただこの映画は逆に日本映画界のいいところだけが寄り集まったような素晴らしい映画だと思います。
この映画、もちろん知っている人は知っているかと思いますが、とはいえ毎年夏になると未だに色々なところで話題となる学校の怪談などに比べると知名度は数段劣るかと思いますが。
作品の質としては本当に学校の怪談と並べても全く問題ないレベルの名作。めちゃくちゃおすすめです。
個人的にはジェネリックスタンド・バイ・ミーと言ったらまずこの映画が思い浮かびます。
スタンド・バイ・ミーレベルの名作のジェネリックになれる映画って本当にそうはないと思うんですよね。
というわけで今回はこの辺で。最後までお付き合いいただきありがとうございました。