20代後半から洋服の仕事を初めて約20年。
その半分以上の時間を作り手として過ごしました。
そこで出会った先輩の職人さん達に共通するのは、
心の優しい人が多いことです。
決して華やかな仕事ではなく、コツコツと1日中、服と向き合う仕事なので口数少ない職人さんが多いです。
オーダーやお直しの仕事は、工場で同じサイズの服を素早く大量に縫う仕事ではありません。
1人ひとりのお客様のリクエストにあった服を、1着づつ作ります。
オーダーのリクエスト。
足の太さをカバーしたい。
脚を長く見せたい。
若々しく見えるシルエットの服を着たい。
お直しの場合なら、ジャケットの裏地を気に入ってるスカーフを裏地として付け替えたい。
などなど。
かなりハードルの高いリクエストもあります。
「出来ない」と言ってしまえばそこまで。
着る人に思いを馳せて、知恵と技を駆使します。
この仕事、思いやりがないと出来ないと思いませんか?
そんな服を作る職人さんとの出会いが、私が服を仕事にしたいと思ったきっかけです。
いつか、私も誰かにそう思ってもらえるような仕事をしていきたい!と今日もお客様にオーダーをご提案をするのでした。
