今回も地味なグランドカバー、下草について書いてみます。
前回はお気に入り、我が南国風ガーデンには欠かせない存在となった決定版の2つの植物を紹介しましたが、今回は決定版ではなくこんなのもどうかな〜?的な存在の2種+1です。
トラディスカンチア
観葉植物としとはとても一般的でどの園芸店、ホームセンターでも見かけると思います。
綺麗なラインの葉模様とラメが特徴的ですよね。
このトラディスカンチアをグランドカバーに使ってみました。
使ったのはハイビスカス花壇。
イイですよね〜、凄く南国感があります♪
真夏にはこんなんですよ!
ってハイビスカスが茂り過ぎててグランドカバーいらないぐらいだね😅
元々はリビングにハンギングプランツとして購入してたんだけど、市川市動植物園でみたトラディスカンチアのグランドカバーを真似したくて1房カットして花壇に植えたのでした。
親株
6月、ハイビスカスと共に地植え。
写真右下は実験的に差したアークリクリのバクヤギクですが、これは水を朝晩とがしがしかける花壇では腐ってしまい、大失敗でした。
1ヶ月後…
もうすっかりグランドカバーとしての役目をきっちり果たしてくれてました。
地植えで日当たりが良く、お水たっぷりだと葉は大きくなって、茎をガンガン伸ばしてすぐ花壇から飛び出します。
これぐらいカットしてもすぐまた増殖します!
実は花壇の半分側はツルマンネングサをグランドカバーにと思っていたのですが、大繁殖で危険!のツルマンネングサを呑み込むほどのトラディスカンチア!
ツルマンネングサはウチみたいな狭くて閉鎖的な庭なら大丈夫ですが、広い庭に一度植えてしまったら2度と根絶出来なさそうなんでお勧めはしません💦
その点、トラディスカンチアはツルマンネングサを抑え込むほど、↑こんなに大増殖しても…
冬にはみんな枯れてしまいます。
恐らく霜に当たった所からこのように黒く変色さて枯れると言うか溶けて行きます。
この辺は多肉植物のジュレと同じですね。
気温の低下に伴ってこのジュレ化が全体に広がって行き全滅しました。
因みにツルマンネングサは多少やられても生き延びてます。
と言う事で、この市川市動植物園のようなトラディスカンチアのグランドカバーは季節限定と言う事であれば非常に使える!と言えます。
また来年買うのはなんか勿体ないし、枯らすのは可哀想…と思ったそこのあなた、大丈夫!
親株のリビングにいるトラディスカンチアはぬくぬく育ったますから、また次の春に1房植えれば1ヶ月もしないうちにグランドカバーの完成です!
コクリュウ
日本庭園、和のお庭には必ずと言っていいほど使われている植物の一つにタマリュウがあります。
コクリュウはそのタマリュウの仲間、一族です。
この一族、私はジャノヒゲ一族と呼んでますが、リュウノヒゲ、オオバジャノヒゲ、タマリュウ、コクリュウ、ハクリュウ、ヤブラン、ノシランがおります。
みんな私の大好きな、レイネケアやディラネラなんかと同じような小さい剣葉が垂れる容姿です。
その中でもコクリュウは一族きってのイイ男、黒い奴です。
ジャノヒゲ一族としてはメインのお仕事が地植えで庭の下草と使われるのにコクリュウとハクリュウ兄弟はそうではなく、寄せ植え材として主に使われていて、それもオシャレなお花達の引き立て役になってます。
私はこのコクリュウの黒さは爽やかな南国ではなく、ちょっとねっとりとした熱帯地方の雰囲気を感じさせてくれるので、使ってみたかったのです。
と言う事で、まずは定番の寄せ植え。
初めて寄せ植えをやってみましたが当然南国風寄せ植え…のつもりでした。
しかしこれはあまり上手く行かなかったので割愛します😅
その寄せ植えがシーズン終了に伴い、解体して現在一旦に単鉢に入れて待機中です。
春になったら何処に地植えしようと考え中ですが、ビロウとも相性良いですね。
まぁレイネケアと同じような葉の容姿ですからね、黒い分さらに良い気がします。
遠くに赤系の鮮やかな植物があると、さらにイイ感じですね〜
南国風ガーデンの下草として充分使えそうです。
こちらはハクリュウ。
似たようなのに斑入りヤブランや斑入りノシラン、さらには斑入りキキョウランとありますが、サイズ的に1番小さいかと思います。
しかもタフ!
基本的にジャノヒゲ一族は暑さ寒さに強いと言う性質なんですが、そうは言ってもヤブランとノシランは冬がそんなに得意ではありません。
ヤブランはペタっとしちゃいますが、このハクリュウはウチの寒い庭でも全くシナシナしてません。
コクリュウと比べると爽やかですよね。
個人的にはあまり南国風ガーデンには向かないかなぁとは思いますが、緑一色になってしまうのであればアクセントとして、ハクリュウを入れるなも良いかも知れませんね。
と言う事でコクリュウの定住先が決まったらまた記事を書いてみようと思います。