アークリクリについての2回目。

現地ハワイでもアメリカ本土でもここまでアークリクリについて書いてるサイトとかあるんでしょうかね😅


前回はネット調べで辿り着いた2種類のアークリクリについて書いてみましたが、今回は本命、本物のアークリクリについて迫ってみたいと思います。


前回も書いたように私のバイブル的な一冊、近藤純夫著『新版ハワイアン•ガーデン 楽園の植物図鑑』の中でアークリクリはヒメマツバボタンと記載されています。

それならばとお庭に導入しました。こちらは地植えです。


えっどこ?

写真中央、溶岩石の横のちんまりしたのです。

私はよく知らず、メルカリで抜き苗を購入しましたが実は道端にも生えている雑草でもあります😅


葉っぱは多肉質で、和名の通り松葉に似たツンツンした形状でお花は濃いピンクの小さな花です。

後ろの軽石小粒と比較してみてください。


このヒメマツバボタンは園芸店で売られているマツバボタンをそのまんま小さくした感じで、性質も同じく冬には枯れてしまいます。

ところがです、この小さな花はまた小さな種を落として翌年にはそのこぼれ種で復活するのです。


だからこその地植えにした訳で、このソテツやチャメロップスが植えてある花壇は私の中で南国風ドライガーデンとでも言いましょうか、イメージは海岸近くです。


2023年に無事こぼれ種からの復活と開花です。




しかーしです、アークリクリについてネットで調べててもこのヒメマツバボタンはヒットしません。


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海外のサイトで沢山出てくるのはマツバギクともう一つ、それはミルスベリヒユ。


Attribution: Forest & Kim Starr
この記事でもハワイに帰化と書かれていますし、日本語版ウィキペディアにも、枝や葉などの、一部が海で運ばれて散布されると書かれていることからこのミルスベリヒユこそがアークリクリなのではないかと思っています。

とは言えハワイでは確かにアークリクリのレイと言う物があり、それはヒメマツバボタンでもミルスベリヒユの花では作れない物なのでそれはマツバギクの花で作るレイなのでしょう。
なのでハワイには数種類の植物がアークリクリと呼ばれていると言う事なのでしょう。

ミルスベリヒユもお庭に導入しようかなぁと思ったのですが日本では沖縄本土以南や小笠原諸島でないと自生していないようで、メルカリですら販売がありませんでした、残念。
似た名前のスベリヒユはウチの周りでも雑草化してるんですけどね〜

ん、スベリヒユ=ポーチュラカか。
パーチュラカ属の多肉植物ではもう一つハワイの多肉植物があるので、そちらもまた今度書いてみます。