前回ハワイアンプランツにおけるTiについて書き、一家に一本置きましょう。と書きましたが、そんな植物売ってないんですけど〜
と仰る方もいらっしゃるかと…
と言う事で今回はティの買い方、育て方を経験上から書いてみます。
因みにTiはハワイにおいてはKīと同様の意味であり、またTiplantと言って色とりどりの品種な物も含まれるので紛らわしさを回避する為今後当ブログでは以下の通りに統一して書いていきます。
Kīはこれ
ティはこれら様々な品種の物の総称
はい、またまた前置きが長くなりましたが、ではまずティを買いましょう。
何処で買う?
最近は洒落た大型園芸店で『コルジリネ』や『ティーリーフ』として鉢物が売られてたりもしますが、なかなか一般の園芸店やホームセンターではないかもしれません。
売られていても、もしかしたらけっこう高くて躊躇してしまうかもしれません。
それでも『アイチアカ』は比較的安めで売られているティだと思います。
その名の通り、愛知県で作られた品種との事で遮光された環境では暗い赤に綺麗な帯状の斑が入り、日向では赤単色になる品種です。
(あまりに日当たりが良いと葉焼け気味になります)
アイチアカすらも売ってないと言う時こそ、今回書きたいお勧めしたい方法となります。
お花屋さん、生花店に行きましょう。
そしてドラセナありますか?
と聞いてドラセナを購入しましょう!
そうです、前回も書いた通り日本ではティは『ドラセナ』として切花用に流通しているのです。
本来の品種名とは違う色々な名前で取引されていますが、生花店さんでは単に『ドラセナ』として扱っている場合が多く品種名やティ、コルジリネと言っても残念ながら伝わらない可能性大です。
品種の指名買いも出来ないのがまたとても残念なんですが…
とは言え切花用に流通しているのはどれも綺麗な品種ばかりなので、そこはハズレなしのガチャ感覚でまずは1本買ってみましょう。
価格はおそらく200円ぐらいかな。
たーだ、稀に本物ドラセナが売られてる事もあるのでそこはやっぱりちょっと注意が必要です
育て方
生花店で切花用のティが買えたら、当然ながら根が付いてません。
これじゃ育たない!なんて事はなく、花瓶の中に挿してるだけで根が出て来ます♪
毎日水を取り替えて冬でも1ヶ月もすれば発根するし、夏などの暑い時なら1週間以内に発根する事もあります!
因みに水に付けてる部分から基本発根するので、茎の下の方だけ水に浸けてでも良いと思います。
発根して来て、明らかに根が分かる状態になったら土に植えます。
↑9月でまだまだ暑い時期なのでこのぐらいの根の量でも大丈夫でした。
土に植えたら基本的に根が活着するでの約2週間は乾かないように水やりするのが基本ですが、私はその後も土を乾かさない管理をお勧めします。
私はウチにあるほぼ全てのティ10鉢以上(その他の観葉植物も)を深めの受け皿に水を溜めて管理していますが管理が楽で、生育がとても早いので見ていて楽しいです。
またコツとしては鉢は小さいから徐々に鉢増ししていく事です。
大きな鉢でやると流石に根腐れを起こす可能性が高まります。
と言う事で私が初めて買ったティの生育記録を簡単に載せておきます。
2021年10月生花店でドラセナとして購入。
品種名は後の調査でレモンレッドエッジと推定。
この状態だとニュードリーミーやドリーミーに似てますが、斑の入り方が異なりました。
寒い時期だったので根が出てくるまで1ヶ月ほどかかり、その後もう1本ネットで買ってあったKīと一緒に土に植えましまが、ここで大失敗!
この写真は既に進行してますが、根腐れでした。
原因は実はKīの発根チャレンジに失敗していて、Kīが本体まで腐っていたのにちゃんとした処置をせずに植えてしまい腐敗が広がった事でした。
ティは発根期間が比較的早く、生育も早いのですがその分で腐りやすい植物でもあるようです。
なので発根チャレンジ中に水が臭くなって来たら必ずティ本体に腐っている部分があるのでそこを除去しましょう。
恐らくティの根や茎がヌルヌルしてるので、そのを削ぎ落とします。
そんなこんなでKīはダメになりましたが、このレモンレッドエッジはなんとか生きてたので、根の腐った部分はカットして土に差して太陽の下再生に臨みました。
再生から1ヶ月ちょっと
3カ月ちょっとで鉢増し
鉢ましから約1ヶ月後にさらに鉢増し。
この頃になればもう鉢は小さめでなくて大丈夫!
11月頃より、白い斑が入り始めました〜
白い斑入りの葉は冬の間に出た葉です♪
2023年10月、お迎えしてから2年でこの大きさ
現在の様子
と言う事で私が初めて買ったティは水差しで発根後、根腐れから本体まで痛めてしまったものの、太陽の下での再生を経てとても綺麗な葉を見せてくれるとても優秀な株に成長しました。
ティは現在このレモンレッドエッジ以外に10種以上育ててますが、どれも生育速度が早く多少の根腐れからは復活する事が出来るとても丈夫な植物で育てやすいと思っていす。
是非一家に一鉢置いてくださいね〜
因みに抜根チャレンジは冬でも暖房の入る部屋などでしたら、無理ではありませんが春にやるのをお勧めします。
春に抜根させて、初夏から秋まで暑い外で日差したっぷり、水たっぷりで育てたら大きくなりますからね〜