我が家は千葉県北西部 耐寒性ゾーンは9a

夏はめちゃくちゃ暑いのに、冬はかなり寒い。

過酷な環境です。

なんせ夏は赤道直下の場所より暑くなる事がある。なのに冬は氷点下って…


2022年の冬(翌2月まで)は稀に見る大寒波が襲った冬でした。

そう、タイミング悪くそんな年に南国風ガーデンを本格的に始めてしまってたのでした。

 

夏は前回書いたようにどの植物も大いに成長し、自分なりに満足いくお庭になりましたが…

冬はそうもいきません、当然何も処置をしないと全滅で終わると思い最低気温が5℃以下になりそうなタイミングでビニールトンネルを設置しました。



やり方としては特別な事はせず、半円状の支柱を立てて、そこに園芸用ビニールシートをかける。

端末を縛ったり、裾から冷気が入りにくいように処置する…です。


本当は農家さんがやるようにトンネルの裾部分は土を少し掘り返してそこにビニールの裾を入れて埋め込んでしまえば理想的なんですが、ご覧の通り片側はフェンス、もう片側も花壇の縁の資材が薄い物なので掘り返すのが無理でした。


そしてクリスマスイヴの24日、最低気温が氷点下になりました。





ビロウは元気でしたが…

トンネル内の植物にダメージが見られるようになってました。





これらの症状はトンネル内上部のビニールに葉が付いてしまってた部分のみで、他の部位はまだ大丈夫でした。

ちょっと心配だったトンネルの低さがやはり仇になりました。


が、その後気温はさらに下がり1月中旬には…


−3℃ってこの辺の天気予報で聞いた事なかったよ💧


すでにモンステラやティなどの植物にはダメージが出て、既にやばいのにまだ春まで長い…


そしてとうとう1月最後の週末にヤツが来る!

10年に一度レベルの大寒波💦

天気予報でも−5℃とか雪が降るとか1週間に渡って氷点下気温だとか散々脅かしてましたので、もうダメだと分かりながらも悪あがきでトンネルの上にさらに寒冷紗をかけました。


今回は雪も降るとの事だったので、ビロウにも寒冷紗を。


そして大寒波襲来!


千葉県でここまで下がる!?


モンステラはもう完全にダメでした。

この後さらに黒ずんで春には茎は緑色だったものの根は腐り始めてました。

写真の温度計は12℃ほどを表示してますが、これはトンネル内の最高気温です。

二桁まで上がってもこんだけ低くなってしまっては意味がありません。


ティの方はぱっと見大丈夫でしたが、一部の葉がシワシワになって来てました。

ティはモンステラに比べると痛みに時間差があるようで、春先までは大丈夫そうな見た目でしたが最後には地上部は全滅しました。

下の写真は3月10日ですが、葉の付け根が腐ってるのが分かると思います。



モンステラよりショック大でした。。。


ティに関しては最終的に掘り上げた際、まだ根は生きていたのでそのまま放置しておけば夏頃には芽吹いた可能性がありましたが、さすがにそれでは遅すぎるので抜根して処分しました。

  

この他ではパラパライはほとんどが黒くなって枯れたもののギリギリ数本だけ越冬成功。

ハイビスカスについて原種系ハイビスカスは掘り上げて鉢で室内に避難。

園芸種の方は落葉後、春までに枯死していました。


パラパライは徒長気味のが生き残りました


と言う事で大寒波については10年に一度どころか、自分が生きてるウチでここまで寒くなるのはもうないんじゃないかと言うレベルでした。


肝心のビニールトンネルの効果はトンネル外より1度程度防げる程度でした。

寒風を防げるのは出来ますがここまで最低気温が下がってしまうともはや意味がなく、やはり無加温ではハワイアンプランツは生き残る事がかなり難しい状況でした。


ただハワイアンプランツ以外ではこんな中でもヘッチャらだった植物達も当然いますので、今後紹介していきたいと思います。


次回はメイン花壇以外の写真も載せて2022年の南国風ガーデンをおさらいします。