前回、エッセイ下書きに「ヒューマニエンス」という科学番組が好きだと書いた。
ちょっと雑学を覚えるとひけらかしてたまらなくなるのが悪い癖。
正月に娘夫婦と食事をしていて、窓の外にカラスが見えた。カラス大嫌いな娘が顔をしかめる。そこで、私はすぐにカラスをかばうため、ヒューマニエンスのネタを使うことにした。
「鳥はね、恐竜の子孫だから、まだ恐竜が存在すると思うとすごいよね」
娘婿が反応した。
「ああ、プテラノドンとか飛んでたんですよね」
ふむふむ、この娘婿さんは電車オタクだったそうだけど、男の子らしく恐竜もそれなりに好きだったんだろうな。
「正確に言うとプテラノドンは翼竜なので、鳥のご先祖とは違うかもしれないんだけど」
出ました、にわか知識!
「氷河期に入ったとき、大型の生物は絶滅しちゃったの。哺乳類の先祖は小型だったから生き残れたんだよ。恐竜もね、大型のは絶滅しちゃったけど、小型のが生き残って…」
わかりにくいにわか知識をひけらかしていると娘が突っ込んできた。
「なんで氷河期が来たの?」
「巨大な隕石が落ちてきて、光が遮られて氷河期に…」
「なんで隕石が落ちてくると氷河期になるの?」
えーと、だから、光が遮られて…
もうタジタジになる。
勉強し直しだな。悔しい。
ところで、強い寒波により、お腹が冷えるし出不精になってきて、冬眠体制に入りつつある。
ズンバもヨガもキャンセルしちゃった。
ま、週末だし、ちょっと疲れたかなあ。
私の心も氷河期である。