昨日は涙・涙の卒団式。

スタッフのきめ細やかな配慮、感謝します。

とても素敵な卒団式でした。

 

で、偶然この日が私の誕生日。

みんなの気持ちが嬉しすぎて、家帰ってもまた泣けるー

ほんとにありがとう。

 

夜、お気に入りの店で

そろそろ次ワインにしよかーって思ってたら

まだ頼んでないのにワイングラスが。

「お隣の方からです」

って。

えー!すごー!映画みたい(笑)

 

実は一緒にいた知人のご縁なんですけど

あまりのグッドタイミングに

神様~✧◝(⁰▿⁰)◜✧

 

 

という感じで楽しい5月も

もうあと数日しか残ってない。

 

早いなあ。

 

 

さて、

先日T幼稚園でいつも通り

子どもたちに歌唱指導をしていた時のこと。

 

年長さんの5月の歌は

『鯉のぼり』『こどもの日』『みどりのマーチ』『おかあさん』『つばめになって』

 

5曲をどの順番で練習するかはその場その場で決めるので

クラスによってバラバラなんだけど

あるクラスで最後にたっぷり『おかあさん』を歌って遊んだあと

 

「これで今日の練習を終わります。さようなら。」

と言って終わろうとしたら、Aくんが私のそばに寄ってきてつぶやいた。

「おかあさん、なんでないの?」

 

ん???

お母さんがないってどういうことかな?

今、いっぱい歌ったけどな?

 

それで

しゃがんでAくんを抱き寄せて

もう一度、耳元でゆっくり聞いた。

 

そしたらAくんが小さい声で言った。

「こいのぼり」

 

 

 

 

あーーーー

 

ほんとだねーーー

 

『鯉のぼり』の歌詞にはお母さんが出てこない。

 

♪大きい真鯉はお父さん

 小さい緋鯉は子どもたち♪

 

瞬間、思った。

 

「これは文部省唱歌だから、

 そのころの時代背景からすると

 社会的に男性が強い時代だったからかな」

 

 

Aくんに

「すごくいい質問、ありがとう。

 私もふしぎだなと思う。宿題にさせてくれる?」

とお願いして

帰ってから調べてみた。

 

『童謡の謎』(合田直人著)に紹介されていたが

深すぎて5歳の子どもに説明できない。

 

結論として、もともとは

真鯉がお父さん、緋鯉が長男、の意味だったらしいが

第二次世界大戦後は

真鯉がお父さん、緋鯉がお母さん、小鯉が子どもたち

となっている、ということがわかった。

 

話は少しずれるが

T幼稚園の子どもたちは今年も

私が大好きな曲『おかあさん』を歌っている。

5月にこの歌を歌うのは「母の日」があるからだ。

 

でも最近はこの歌を取り上げない園が増えた。

理由は家族の多様化。

 

 

 

海外の児童合唱団と交流していて時々感じる。

こどもたちが口ずさめる「季節の歌」がたくさんある国って

日本が一番、と言っていいくらいじゃないのかな。

 

時代が変わると 

歌詞が意味不明になっていく曲も確かにでてくるけど

そのことも含めて

子どもたちに歌い継いでいきたい。

 

童謡唱歌、大切な日本文化だと思う。