蝶の生れるところへ | ROKA BLOG

蝶の生れるところへ

昨日(11月28日)は、五ヶ瀬町のコウロギノブコさんのところへ出かけました。

五ヶ瀬町は、宮崎県で一番寒いところ。本土最南端のスキー場があるところでもあります。

 

宮崎も連日、最低気温を更新中。行く途中の五ヶ瀬町の日陰の道は、霜がびっしりと降りていてまさに冬の風景でした。

ハウスの中も一部凍っていて、上った朝日に溶けてしずくが垂れ始めていました。外は冬でもハウスの中は春(笑)。

 

コウロギさんは、連日の出荷でとにかく忙しくて疲れ気味、それでも大口分の出荷は本日で目途が立ったとのことでした。

ノブコズフリルは健在!今年はフリル流行りですが、色合い、揺れ具合、草姿などやはり他の方と違います。

 

他の方と違うというのがその人気の所以です。育種は他の人と違うとことに価値(意味)があるのですから。

以前にも言いましたが、コウロギさんのフリル選抜の視点は、花を上から見たところ。下の画像ですね。

 

「(選抜は)このうなじ視線ですよね?」と、改めてお聞ききしたら、「そう」と大きく頷かれました(笑)。

 

同じ花型でもどこに選抜の視線を持ってくるかで花の姿が変わってくることが分かります。

モンロースカート系

 

今年はわずかな生産でした。モンロースカートの登場により多くの方が挑戦している反転咲き。

 

あまりの盛り上がりに「私はちょっと距離を置こうかな…」とのお考えでした。でも、その盛り上がりもモンローあってのことです。

 

実は、やはり本家本元という凄い個体があったのですが、それは展示会の時にご紹介しようと思っています(笑)。

ステンドグラス系

 

本来はブルー~ブラウンシェードのシャープなラビットのステンドグラスですが、イエロータイプが分離していました。

 

そして、唇弁だけが「ぞうさんビオラ」のようにくるっと巻く系統も分離しています。

 

これは「ぞうさんビオラ」とは、まったく関わりないところから導き出された花型、こちらは種が実ります。

 

これこそが、「造形のコウロギ」と呼ばれる所以ですね!誰がこんな花型を作り出せます?(笑)

ちりめん系

 

ほらほら、マニアにはたまらないコウロギさんの造形の妙!葉っぱをこんな風にしちゃうんですよ、本領発揮です!!

 

「変化ビオラ」というジャンルを確立してもいいかもしれない(笑)。

赤いうさぎも元気!

黄色いうさぎも誕生でしょうか?

 

進化が止まりませんね!見ているほうもワクワクが止まりません(笑)。

この台車は生産者さんが各自購入しているとのこと。

 

たまたまその出荷のタイミングに居合わせました。

大きなトラックが集荷に回ってきて積み込み。すでに中はいっぱいでした。

 

これから福岡の市場へ出発です!そして、皆さんのお手元に届きます。これも一期一会。

 

トラックでの集荷はひとまず終了、トラックが出ていくのを見送っていらっしゃいました。残りは小口の出荷で配達所に持っていくとのこと。

碧いうさぎ

 

今年は天候不順などもあって生産が例年に比べて少ないとのことです。ご希望の方は早めにゲットしてくださいね!

 

さて、来年も作品展開催の予定。早々と参加のご依頼をしてきました。

 

造形のコウロギさんの作品をその目で是非ご覧ください!!(笑)