作品展が始まりました! | ROKA BLOG

作品展が始まりました!

いよいよ作品展が始まりました。


何とか初日には間にあったものの細かな調整はいまだに続いています。(汗)


今回の展示テーマは「日本人の花としての進化」。


私は以前から「パンジー・ビオラは遂に日本人の花になった(日本の伝統園芸植物の仲間入りをした)」と言っていますが、今回はそれを検証するための作品展でもあります。


で、どうしたかというと日本の古典園芸植物の展示法にならって展示をすること。つまり、金屏風の前、もしくは床の間に置いてどうか、その極めて日本的な空間に個人育種家の作品が耐えられるかどうか・・・。


その結果がこれです!どうぞご覧ください!(画像をクイックして大きくして見てください)

ROKA BLOG-展示風景

ROKA BLOG-展示風景

全く違和感がない!いやむしろ見事にはまっている!!やはりパンジー・ビオラは日本人の花になった!


飾り付けた一瞬、その思いは「確信」に変わりました。間違いない!

ROKA BLOG-展示風景

コオロギさんの八重咲きです。ね、ぴったりと納まっているでしょう。


鉢も重要なポイント。いろんな古典植物の鉢を探しました。八重咲きには観音竹の鉢が合っています。

ROKA BLOG-展示風景


私の‘花しずく’


しだれ咲きで苗での流通。流通時点での見栄えがしないため一般には評価されにくい花ではありますが、こうしてこの品種に合った鉢を用意して、作り込むと品種本来の特性が輝きだします。


ハンギングバスケットじゃない、腰高のヨーロッパ風の鉢でもない。そう、この品種は蘭鉢でなきゃいけない。


「こら、盆栽のごつある(これは、盆栽のようだ)」、お客様の言葉が如実に物語っています。

まさしく盆栽の懸崖の態。盆栽のように見える草花って他に何がありますか?(この品種については後日述べますね)

ROKA BLOG-展示風景


北村恒明さん出展の斑入りビオラと私の‘ハッピーティア・レモンリーフ(黄緑葉)’。


観音竹鉢と盆栽様の化粧鉢を使用。これらの鉢は極小輪系の品種に合います。


そして、忘れてはいけないのが平塚弘子さんの‘ドリームワンダー’。一番これがどうかって話です。

ROKA BLOG-展示風景

すごい!の一言。なんと表現していいのか分かりません。そう、今までに見たこともない全く新しい日本の古典園芸植物を見るような感じ。新古典植物!


若干苗の状態がよくありませんが、万年青鉢に植えたその姿は気品を放っています。

ROKA BLOG-展示風景
ROKA BLOG-展示風景

このは渋い花は金屏風なんぞに負けません。平塚さん本当にパンジーの歴史に残る花を作出されました!!


ね、皆さん、これってパンジー・ビオラですよ。あのパンジー・ビオラがここまでの進化を遂げたんですよ!

そして、私たちはその現場に立ち会っているんです。

お近くの方はどうぞこのことをご自分の目で確認してください。新たな感動を覚えることでしょう。


さて、展示はここだけでありません。全国各地のブリーダーの方たちの品種を総計220以上展示しています。


年を経るごとに作家さんたちの個性が際立っています。一体、進化はどこまで進むのでしょうか。

ROKA BLOG-展示風景
落合けいこさんのコーナー。今回は交配新花が中心です。
ROKA BLOG-展示風景

藤田伸也さんのコーナー。

ここが一つの目玉。ブログ掲載禁止の花があります。細かく言えません。「え、この色でこのサイズ!」、関係者が見たら絶対に色めき立つ花です。来られた方だけの特典。

ROKA BLOG-展示風景

高知県の見元一夫さんのコーナー。

華やかな色は人目を引きます。「竜馬伝」も始まって、土佐は本当に熱いです!

ROKA BLOG-展示風景
笈川勝之さんのコーナー。都会的な色合いと雰囲気。田舎じゃないって色です!
ROKA BLOG-展示風景

コーソンさんのコーナー。系統がはっきり分かるのは私のところだけでしょう。


前回ご紹介したコオロギノブコさん、村冨史昭さんのコーナーもあります。

ROKA BLOG-展示風景

そして私のコーナー。新花を中心に展示しています。


テレビ局、新聞に取材依頼をしたのですが、市長選、キャンプ開始と情報目白押しで取材には来ていただけませんでした。

ですが、宮崎ケーブルテレビさんhttp://www.miyazaki-catv.ne.jp/ の取材があり「NCNデイリーステーション」(土曜日:18:00~19:15,22:00~23:15 日曜日8;00~9:15,11:00~12:15)で日曜日までは繰り返し放送、農業新聞さんへも日曜日には掲載の予定となっておりますので、よろしければ御覧ください。

2月の7日(日)までの開催です。どうぞ、「日本人の花としての進化」をご自分の目で確認してください。